事件概要：2025年8月11日、南シナ海のスカボロー礁周辺で、フィリピン船が中国の船から妨害行為を受ける事件が発生しました。その過程で、中国海軍と中国海警局の船が衝突しました。衝突の音が激しく響く中、中国海警局の船が損傷し、航行不能に陥りました。フィリピン当局はこの衝突を確認し、中国当局は「領土主権と海洋権益を守るため、法に基づき必要な措置を取った」と述べていますが、衝突については言及していません。

コメント：中国の行動は、単なる外交的な衝突にとどまらず、軍と海警が同士打ちをするという異常な事態を引き起こしました。このような事態は、軍事的な緊張と国家の利益が交錯する南シナ海における危険な局面を象徴しています。中国が領土主権を強調する一方で、その対応が結果的に自国の船舶に損害を与えるという自己矛盾を生んでいます。

この問題の根本には、南シナ海での国際的な法の不備と、強硬な態度が対立を生んでいる現実があります。まず、南シナ海の航行自由を確保するための国際的な監視体制を強化すべきです。次に、衝突を未然に防ぐため、外交的な解決策として地域の多国間協議を再開することが必要です。また、中国自身も、国際社会との対話を深め、国内法と国際法との整合性を図るべきです。

国際社会がしっかりと対応し、この地域における力による解決ではなく、平和的な対話と協力を基盤にした解決を進めるべき時が来ています。

ネットからのコメント

1、中国海軍と海警局の連携練度の低さが出てしまいましたね。船はブレーキが無いですから相互に連携して連絡を密に取り、お互いの意図をよく理解して操船しないとこうなってしまう。日本海軍でも衝突事故はよく起きましたが、頬夜間に発生しています。この事故は日中で視界も良く、練度が高ければこんなことは起きません。

2、軍艦の鉄板は厚いんですね！軍艦の船首から船尾まで横線が入っても、横倒しにならずに通り過ぎたとしたら馬力もあった証です。対して、進路を妨害された船の損傷は激しいね！自国船同士の衝突だから、海上で追い回す行為がいかに危険であるか反省して下さい。世界に大恥をかいたと思うよ！

3、中国海軍艦艇の方が大型なので、艦橋からはフィリピン船と中国海警局どちらの船も目視で位置関係や進行方向を確認できていたはず。だが明らかに中国海軍艦艇が速度が出た状態で進行方向に対して垂直に近い角度で突っ込んできていた。普段から危険な航行をしているからそうなるのだ。中国側のどちらの船も修理が必要だろうから海域から長期間離脱は良いことだ。

4、なにをしてるんだか。騎馬戦で、闘う前に転んで倒れたみたいな。。フィリピンは頑張ってくださいね。やはり中国は、日本が抗議をするたびに、フィリピンに憑りつこうとすると思います。連携して対中国に対応したいです。中国には島も海もないのだ‥というのが理想ですし、中国に島も海もない状況は、本当に心地よいですよ。