関越道で発生した大規模な交通事故は、26日午後7時20分ごろ、群馬県の高速道路で起こりました。消防への通報によれば、「玉突き事故による集団災害」とのことで、下りでのスリップ事故が原因でトラックの炎が他の車両にも燃え移りました。結果、少なくとも50台以上が影響を受け、高齢の女性が死亡し、さらに21人がけがをしました。そのうち5人は重傷を負っています。

この事故の影響で関越道の湯沢インターチェンジと月夜野インターチェンジ間は通行止めの措置が続いています。

今回の事故は高速道路における安全管理の欠陥を浮き彫りにしました。車両火災が次々と燃え広がった事実は、緊急時の迅速な対応策の欠如を示しています。まず、高速道路の安全確保のために、悪天候時には道路管理会社と警察の連携を強化し、路面状況や事故情報の早期発信を徹底することが不可欠です。次に、高速道路の定期的な点検とメンテナンスを怠らず、特にスリップしやすい区間には適切な補修や対策が求められます。さらに、運転者への安全運転教育の強化、特に悪路や悪天候時の運転についての啓蒙活動も重要です。これらの具体的な改善策は、今後同様の悲劇を防ぐために必要不可欠であり、もう二度とこのような犠牲を払わないで済むように、我々全体としての意識も一層高める必要があります。

ネットからのコメント

1、吹雪いてホワイトアウトになって前方が見え辛かったのか。それに加えて最近の新車は殆どLEDライトになったけど、あれは雪が降るとヘッドライト着雪し真っ暗になり本当に危ない。LEDヘッドライトは熱線を義務化するとか、国は何らかの安全基準をするべきだと思う。

2、スリップが元とあるので道路が凍結していたのかな？毎年、繰り返されるのが冬のシーズンでの豪雪地帯へのドライブでノーマルタイヤ装着。例えば、苗場など吹雪で群馬から新潟まで関越トンネルがあるからといっても、多分、入り口前でチェーン装着地帯とか設けられていて、それら無視しているドライバーが居るのでは？自分の車が止まったら自分だけが困るのではなく、対向車も後続車も困るのだ。そんな当たり前のことができないのだったら免停にすべきである。

3、スタッドレスタイヤを装着していたとしても、その能力を過信してはいけないわけで、路面の雪が踏み固められたり、凍結したりすると危険が増す。雪道に慣れていないひとは、無理のない運転を心がけるべきだけど、トラックとかは結構飛ばしたりしてきて、心理的圧迫感を感じることもあると思う。

しかしこれだけの多重事故だと、車輛の移動、現場検証などで、暫く通行止めが続いて、高速バスや物流などへの影響は大きい。

4、何よりこの季節にまっすぐ帰れないことが一番の不幸かと思われます。お亡くなりになられた方も重症者も大変お気の毒ですがそのご家族もお気の毒です。こんな事故さえ起きなければ、に限ります。なので、突っ込んだドライバーさんはすんごい重責です。かもしれない運転のかもしれない範囲はもっと広範囲に渡って想定しないといけないのかもしれませんね。