米国とイラン、戦闘終結に向けた合意
10月13日、パキスタンのシャリフ首相は、米国とイランの戦闘終結合意が「24時間以内に実現する見込み」と述べ、14日までに正式な合意が期待されている。交渉はホルムズ海峡の通航再開やイラン核開発制限、対イラン制裁緩和を主軸とする覚書の署名を目指すもので、米イラン両国は前向きな姿勢を示している。一方で、イラン精鋭軍事組織「革命防衛隊」を含む強硬派や一部米政府高官の懸念が交渉妨害の可能性も指摘されている。合意案には48兆円規模のイラン再建策も含まれているとされるが、トランプ元大統領はこれを「フェイクニュース」と否定。交渉は現在、最終段階に突入している。
この合意に向けた進展を歓迎しますが、その背後には無数の疑念と課題が渦巻いています。なぜ、これほどの長期にわたる対立と制裁が続き、これまで平和的解決ができなかったのか。戦闘や制裁が生み出したのは、ホルムズ海峡の経済的損失、多くの無辜の市民の命、そして中東全体の不安定な安全保障環境です。これは政治的引き延ばしと、融和の欠如の結果と言えます。
また、強硬派の台頭や一部誇張報道から生じる不透明な国際社会の駆け引きは、問題を複雑化させてきました。
解決のためには、第一に両国政府が内政の強硬派を説得し、透明性を確保すること。第二に、パートナー国を含む第三者的なモニタリングを設置して、合意内容の実施を確実にすること。そして第三に、地域全体の利益を踏まえた中立的な交渉フォーラムを創設することです。これらを踏まえた新たな枠組みがない限り、この合意は短命に終わる危険性をはらんでいます。
平和は尊い目標であり、これを成し遂げることは各国の市民が求める最低限度の正義です。曖昧で短絡的な折衝に終わらせず、持続可能な安全基盤を築く必要があります。
ネットからのコメント
1、トランプ氏は一体何のためにイランとの戦争をやったのでしょうか。報道ベースとはいえ、結局イランはホルムズ海峡の解放と引き換えに資産凍結解除を勝ち取り、核問題は先送り。これでは実質、トランプ氏が一方的に破棄したオバマ政権下の核合意より後退しているように見えます。覚書もまだ署名前で中身は流動的、しかもイスラエルが反発しているとなると、そもそも「合意」と呼べるのかも疑問です。
このイラン戦争で、原油価格は急騰し世界経済は混乱、日本もエネルギー高で家計直撃。戦費は5兆円規模とも言われ、米国内でも物価上昇や犠牲が出ているのに、成果が見えないのは正直どうなのかと思います。一方でトランプ周辺のインサイダー疑惑まで取り沙汰される始末で、もし事実ならあまりにも出来すぎです。結局、強硬姿勢で圧力をかけた結果がこれなら、何のための戦争だったのか説明がつかないのではないでしょうか。
2、合意が「24時間以内」とまで報じられる段階に至ったことは前向きな動きだが、ここまで情報が二転三転し、関係者の発言にも食い違いが見られてきた以上、楽観視はできない。特にイラン国内の強硬派や米側の政治的駆け引きが最後の障害となる可能性もある。ホルムズ海峡の安定化や核問題の前進は世界経済にとって重要だが、署名そのものではなく、実際に履行されるかどうかを慎重に見極める必要があるように思う。
3、結局イスラエルが水を差してご破算になる気がします。月曜日に停戦合意祝儀相場で株価を一気に上げて、火曜にちゃぶ台返しで破棄をして一気に下落させる。
目に見えるようです。というか、海峡通行料に全く触れられていませんが、どうなったのでしょうか?アメリカはホルムズ海峡経由の原油を買っていないので関係ないのかもしれませんが、日本などホルムズ経由で原油を買う国は、通行料が課されることになれば、原油代が下がっても通行料分は値上がりになり、結果更なる物価高を招くことになります。海峡を開放する代わりに通行料を取ってもいいとアメリカが勝手に認めそうで心配。
4、「合意間近」という報道は過去にも何度もあった。期待はしたいが、実際に停戦が履行されるまでは楽観できない。強硬派の反発や報復の連鎖で交渉が崩れるケースは少なくない。ただ、これ以上の軍事衝突は世界経済やエネルギー価格にも深刻な影響を与える。今度こそ外交が武力に勝ってほしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bf667184abf63f0869c7ba4a1a22cedeb080d477,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]