小学生の「将来の夢」の1位が「ネット配信者」であることが、学研教育総合研究所の調査で明らかになった。調査では今年度、小学生が「ネット配信者」を選ぶ割合が約1割で昨年の2位から1位に浮上。動画配信サイトの普及が背景とされる。一方、中高生では職業観が現実的になり、1位は「会社員」、2位は「公務員」。4位・5位にはエンジニアやプログラマーといった専門職がランクイン。幼児は「パティシエ」が1位、「警察官」「消防士」、さらに憧れの存在であるキャラクターや歌手が続く結果となった。川田夏子所長は、子供たちの職業の選び方が成長とともに現実志向に変化することを指摘、職業の多様化も影響していると分析した。

この調査結果を受けたコメント:
子供たちが憧れを抱く職業として「ネット配信者」が支持を集めたことは、現代の社会構造が映し出された非常に興味深い現象だ。
しかし、それだけで終わらせるべきではない点がいくつか存在する。まず、「ネット配信者」という職業の特性から、成功例ばかりが注目される一方で高い競争率や収入の不安定性といった課題が覆い隠されている。このような状況では、社会全体で子供たちに職業選択のリアルな側面を知らせる教育が欠かせない。
日本の教育システムでは、依然として「安定志向」が推奨される部分があるものの、多様化する社会への適応力や変化を追求する発想を養う仕組みが不足していることは大きな課題だ。例えば、教育現場で職業の多様性に対する実地体験型プログラムを拡充する、配信者としての技術的および倫理的な教育をカリキュラム化する、さらに経済の仕組みや労働環境について早期に学ぶ場を設けるなどが求められる。
この調査結果は希望を感じさせつつも、夢と現実の橋渡しを社会がどれだけ担えるかが問われる警鐘である。「夢を持つこと」は素晴らしいが、「それを実現する力学」を学ばせる場が存在しない社会は、子供たちに中途半端な期待と現実とのギャップを生む危険性がある。
未来を担う世代にしっかりとした基盤を提供する、それが社会の責務だ。
ネットからのコメント
1、今の子供は小さな頃からスマホやタブレットでYouTubeを見せ過ぎです!ネット関係やゲーム関連の情報ばかりインプットされています。その結果がこれですよ。情報の入れ方が片寄っている結果です。幼少期はYouTubeなど見せる必要もなく、親や周りの人の話すことなど、色んな体験も踏まえて夢を定めるべきだと思います。親の入れる情報が問題です。
2、幼児→二次元と三次元の区別がまだない。小学生→夢と理想だけでカッコいいと言う。中学校以上→だんだん現実が見えてくる。いいんじゃないでしょうか。というか、そんなもんでしょ。高校生や大学生の、実際に就職を考える時期に「ネット配信者になりたいです!!」って子供が言っていたら、おいおい大丈夫か。って思うし、とりあえず止めると思うけれど、小学生くらいの子は普通の会社や工場なんかが何してるかわからないし、ピンとこないだろうからねぇ。配信者は身近で楽しそうなことしてお金稼いでる人に見えるのでしょうね。
(実際それだけで食べていけるには、企画力とか、トーク力とか、その他いろんな力が必要だと思います。)
3、小学生の結果ですからそんなに驚くべきことではないと思います。これが大学生の結果だったら不安になりますが。だんだんと社会を知り、現実がわかってくると答え方も変わってきます。だからこそ、中高生は会社員なんでしょう。小学生の時はネット配信をはじめ様々な事に興味を持てばいいと思います。
4、まあ、現実がだんだん見えてくる点では良いかと。ただ、一点怖いところとしては、どういった動画配信をカッコいいと思っているのか、なぜ配信者を志望しているか、ということ。スポーツ選手に憧れるのは分かる。ケーキ屋・お花屋さんに憧れるのも何となく分かる。でも、動画配信者のどこにいったい魅力を感じるのか。そこに、知性の劣化は見られないか、ただそこだけが心配です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/74a146606b5d76562fbf9b92e35652618ed84eed,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]