コンゴ東部のエボラ出血熱が過去に例を見ない速さで拡大しており、国境なき医師団(MSF)が緊急警戒を訴えている。検査能力不足から数百件の検体が未検査のままで、支援が現場で必要とされる水準に達していない状況だ。既に世界保健機関(WHO)は緊急事態を宣言し、米国やEUが資金援助を表明したものの、感染地域に隣接するウガンダが国境を閉鎖したことで支援物資の到達が遅れている。また、伝統的な埋葬習慣が感染拡大を招いており、専門家チームによる遺体埋葬への住民反発が暴力行為を誘発し、医療活動が妨害される事態となっている。

感染拡大の深刻さと暴力的な妨害行為が相まって、状況は明らかに危機的であり、迅速かつ革新的な対応が必要だ。まず、国際社会は支援物資のスムーズな輸送を確保するために、ウガンダとの外交交渉を強化すべきだ。国境封鎖は感染拡大を防ぐどころか、医療対応の遅れを招き被害を拡大させている。
次に、検査能力の大幅な増強が急務だ。移動式検査機器や専門スタッフの派遣を促進し、不明な感染ケースを減らすべきだ。加えて、現地住民との文化的な対話を行い、安全な埋葬方法の理解と協力を得る努力が必要だ。暴力行為を防ぐためにも、信頼関係構築が不可欠である。国際的な援助が拡大しない限り、この危機がさらに悪化する可能性は否定できない。人命を救うためには迅速かつ協調的な行動が求められる。対して現状の遅延は、感染拡大を助長しているという点で社会的責任を問われるべきだ。


ネットからのコメント
1、「遺体に触れる習慣が...」とありこれを非難する傾向にあるけど、日本でもほんの数年前にコロナで「家族の最後に会わせてすらもらえなかった」という記事やコメントが多々あったことを思い出すと、全く他人事とは思えない。
日本ではたまたま基礎的な医療リテラシーの高さや精神性から無理矢理遺体を奪おうとする行為までに至らなかっただけで、少しでも歯車が違えばどうなるか。確かに今のところ日本でエボラが蔓延する可能性は低いかもしれないけど、決して対岸の火事でないことは意識しないといけないな。
2、何十年もの間様々な援助をし続けても、一向に自立出来ず漫然と助けにすがって生きるのが当然になっている国。誰に養ってもらっているかも理解しようとすらせず、思い込みの中で支援者を攻撃する、不毛な援助を止め国境を封鎖し、なるようになるのを見守るという選択肢はないのだろうか。
3、エボラ出血熱は日本にとって「遠い国の出来事」と思われがちですが、これだけ人の行き来が盛んな時代、決して対岸の火事とは言い切れません。ウイルスの全容が完全に解明されていない以上、突然の変異による世界的な爆発感染(パンデミック)のリスクもゼロではないはずです。現地で命がけで活動する国境なき医師団の報告には重みがあります。今はただ、これ以上の拡大が起きないよう、状況を固唾を飲んで見守るしかありません
4、>治療施設への襲撃が起きている。我々の感覚では理解出来ない行動だが、現地の人にとっては、いきなり外部の人間が入って来て、地元の風習を否定し、今までに無いことを始められるわけだから、反発も大きいのでしょう。こういった事にならないよう、平時から一定程度の医療支援を継続するなどして、信頼関係を構築しておかなければならないんだなと、学ばせていただきました。今回、アメリカが支援を申し出ているようですが、そういった緊急支援も大切ですが、やはり平時からの活動にも継続的な支援が必要なんだと思います。今の所、エボラが日本に入って来て、パンデミックやパニックになる可能性は低いようですが、やはり万全の体制での防護はお願いしたいと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a9b3f466dc777f8628f08efe9e31cc9de96aa2a9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]