広陵高校が暴力問題を理由に甲子園出場を辞退した事件は、2023年8月10日に発表されました。辞退の背景には、今年1月に寮内で不適切な暴力行為が発生したことがありました。当時は2年生部員4人が1年生部員に暴行を加え、その後、被害者が転校しています。学校側は高野連に報告し、「厳重注意」のみに留まったが、不祥事が公表されないまま、広陵高校は甲子園出場が決まりました。
しかし、被害者の保護者がSNSで問題を告発し、暴力が10人以上からの行為であったと主張しました。結果、広陵は大会辞退を決め、学校側は辞退理由を誹謗中傷や爆破予告などの脅迫行為としたことで更なる批判を受けました。
この件は、広陵高校野球部に対して批判が殺到しましたが、高野連の対応と暴力問題が深刻な問題を浮き彫りにしています。まず、広陵高校の暴力事件がなぜ適切に処理されなかったのか、異常感を抱かざるを得ません。高野連は年間1000件以上の不祥事報告を受けながらも、その対応に消極的であることが問題の本質です。根本的な制度の欠陥は、学校側の報告のみを頼りにしており、真実を矮小化する可能性が懸念されています。また、強豪校への影響を恐れるあまり、処分を乱発しにくい体質が蔓延しています。改善策として、まず最初に第三者機関による調査体制の構築が必要です。
次に、暴力問題を公表する義務を設け、透明性を高めることが求められます。そして、不正行為への断固とした処罰を導入することで、この種の問題を未然に防ぐことが可能です。教育の名の下に、大人たちが責任を果たすべきであり、これが高校野球の真の価値を守る道です。日本の夏の風物詩としての甲子園も、その名に恥じないフェアプレー精神を取り戻すべきです。
ネットからのコメント
1、「さらに考えを巡らせば、甲子園の1回戦で戦った旭川志峯高校(北北海道)や広島大会で広陵高校に負けた高校にとっては“辞退するならおれらが試合したかった”と思うでしょうね。大人たちの都合に振り回されて、別の“被害者”も生み出したわけですから、責任は重大ですよ」この言葉が全て。保身に走った結果、自分の学校以外でも被害者を増やした。本来なら高校は教育機関である以上人間教育にも力を入れないといけないのにそれを怠った。このままだと、現在の酷暑もあるから甲子園の存続すら危ぶまれる事案だと思う。
2、甲子園大会廃止が望ましい特に夏はもうこれから暑さ指数的に午前と夕方からでも無理、2回もやる必要もないほかのマイナースポーツ同様の全国大会一本化年一回で良い本大会も年ごとに各都道府県持ち回りにすべし広告性をなるべく排して球児と親や保護者の経済的負担を極力減らして、遵法精神の遵守を生徒にも刻み込む必要がある高校生はもはや大人に準ずるプロチームは地道に各地を回るスカウトや調査活動での発掘にますます注力して、甲子園での活躍に比重を置きすぎているのからも変化すべきだ
3、昨今のいじめに関しては、学校側(小中高すべて)の毅然とした対応が求められる。その流れの中で、ここまで大きな問題になっているわけだから、広陵高校へのペナルティは半端に終わらせるわけにはいかないだろう。文科省も関与して、監督・校長以下、今回の件に関与している人物は、洗いざらいさらけ出し、真っ当な学校(野球部)に軌道修正するよう、最大限の努力を払わないと、野球部ひいては広陵そのものの維持が難しくなってしまうだろう。
4、“強豪校”のすべてがそうではありませんが、“野球部至上主義”で運営が行われている学校も一部あります。甲子園で上位進出すればネームバリューが上がり、受験者が増えれば学校経営としては正解ですから。メディアも高校野球というコンテンツ、感動ポルノを伝えるビジネス市場主義で取材が行われている。学校、メディア、高野連、三者は利益共有者。良くも悪くも、そこに風穴を開けたのはSNS。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/af69026d5ebfc607367fb0bc544fad89a112657f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]