大阪府熊取町の小中学校で下痢や嘔吐などの症状を訴える大量の体調不良者が発生しました。3月17日に泉佐野市内の有限会社サガン製パンが製造した給食パンが提供され、18日午前1時ごろから症状を訴える人が現れました。その後約1週間で、小学校では482人(児童415人・教職員67人)、中学校では151人(生徒136人・教職員15人)が影響を受けました。泉佐野保健所はパンを食べた人や製造業者従業員の便からノロウイルスを検出し、これを原因と断定して業者に5日間の営業停止命令を下しました。25日時点で少なくとも302人が食中毒患者と確認され、調査が続行中でさらなる患者数の増加も懸念されています。

これは深刻かつ重大な社会問題です。まず、学校給食という公共サービスの枠内で300人を超える感染者が出た現状は、極めて異常かつ許し難いものです。
特に、ノロウイルスの存在が確認されたにも関わらず、製造過程で感染防止策が徹底されていなかった点は看過できません。
この問題の本質は、食品安全管理体制の甘さに起因しています。パン製造業者の管理不足だけではなく、自治体が給食業者を選定する基準やその後の監視体制に欠陥がある可能性も否めません。また、感染発生後に迅速な対応を取れる危機管理体制が整備されていたかも疑問です。
再発防止のためには、3つの具体策が求められます。1つ目は、給食業者の選定における食品安全基準の厳格化と定期的な監査の義務化です。2つ目は、危機発生時の速やかな対応を図るため、学校や自治体が協力してリスクマネジメント体制を確立することです。そして3つ目は、食品業者への衛生管理義務の再教育を徹底することです。これらの対策が実施されなければ、同様の悲劇が再び起こる可能性があります。
「子どもたちが安心して食事を楽しむ権利」が脅かされるような事態を二度と起こしてはなりません。社会全体で食の安全を支える施策が、いま一層求められています。
ネットからのコメント
1、以前もパンが原因のノロウイルス集団感染がありましたね。調理過程で加熱されていても、そのあと触った人にウイルスが付着していたら感染源となり得るわけで、油断できません。やはり少しでも体調に異変があったら休むことが重要ですね。
2、既にノロウイルスに感染している人を食品を扱う工場や厨房に入れてはいけません。 食品や飲食は時給雇用の人が多いから休むと給与が減るので多少体調が不良でも出社してしまうのが大きな食中毒事故につながるのです。
3、原因が特定されたようで、これに関してはよかったですが、子供たちはしんどかったでしょうね。まさか焼いているパンでノロわれるとは。当該製パン業者さんもまさかこんなことになるとは思ってもいなかったでしょうし、長年子供たちのためにパンを焼いてきた業者さんでしょうから、再発防止を徹底したらまた子供たちのために安全なパンを焼いてほしいですね。小学生の時に自分たちが食べているパンを作っている工場に社会科見学に行って焼きたてパンを食べさせてもらってすごく美味しかったのが懐かしいです。
4、ノロはアルコールより石鹸の十分な手洗いで防げる。ノロの症状があろうがなかろうが、この時期は石鹸で30秒以上の手洗いをしないといけない。それも撫でるだけではなくてしっかり爪の間や指の間まで。体調悪かろうが調理に携わってるのに、手洗いを怠っている証拠。下痢だろうが下痢じゃなかろうが常日頃、トイレの後、外出後、料理前は30秒以上石鹸で手洗いするのが基本じゃない??適当な手洗いしてる人多すぎる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/41f3aab0e200b564ce5bd92d04c04ae36e3b6b29,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]