ソニーとホンダが共同開発していたEV「AFEELA(アフィーラ)」の計画が正式に中止されることが発表されました。アフィーラはソニーが2020年CESで発表したEV「VISION-S」を基に、ホンダと提携して車体や電力系統をホンダ側が担当、ソニー側が車内エンターテイメントなどの開発を進めていました。しかし、EV市場の停滞と政策の不安定さから販売台数の目処が立たず、開発継続が困難と判断された模様です。ホンダは過去に「ホンダゼロ」など複数のEV計画を中止し、1.3兆円の損失を計上。2026年に最大6900億円の赤字転落可能性が報じられています。この連携は日本技術の象徴的挑戦となるはずでしたが、ゴールを迎えることはありませんでした。

日本の技術力の象徴ともいえるソニーとホンダの連携、その破綻の背景を考えれば明らかに、EV産業を巡る社会全体の歪みが浮き彫りになります。
世界的に脱炭素が叫ばれているにもかかわらず、実際の政策や市場環境は追随していません。特にアメリカ市場では、トランプ前政権下での環境規制緩和やEV支援策の縮小により市場形成が崩れ、企業の長期的な計画が妨げられています。事態の異常さを指摘しないわけにはいきません。
問題の主要点として挙げられるのは、政策の不安定性が技術革新の進展を阻害している点、EV普及が環境保護政策と連動せず市場規模が縮小している点、そして企業が利益を優先し本質的な製品革新や価値追求を犠牲にしている点です。これらが革新企業の挑戦のみならず、将来的な市場競争力の喪失に繋がります。
解決への道筋として、まず日本だけではなく国際的な視点で環境政策の安定化を図る必要があります。第二にEV市場を補助する制度を確立すること。そして第三に、企業が短期的利益に囚われず、長期的な計画で技術投資を進める枠組みを作る必要があります。
ソニーとホンダの試みは失敗に終わったかもしれません。しかし技術力を持つ企業が挑戦を続けることこそ、未来の市場形成において不可欠です。
この破綻を機に社会が変わるのか、単なる失敗として終わるのか、今が岐路です。
ネットからのコメント
1、私はホンダが好きで、今週末はもちろん毎年のF1日本グランプリを欠かさず現地観戦してきましたが、そんなわたしでもアフィーラは魅力を感じませんでした。電気自動車そのものの不安だけでなく、デザインが陳腐化しておりとても市場に受け入れられるとは思えませんでした。直近の決算は関係する損失計上で赤字ですがこれ以上傷を拡げずに済んだと思って、これからもより一層良い車が出てくることを待っています。
2、アフィーラの開発中止は当然の結果だと思う。EVに大画面ディスプレーを並べて「動画やゲームができます」という発想は、既存EVとの差別化にならず、独創性も感じられなかった。ソニーと組む意味があるとすれば、同社の強みであるセンシング技術や画像処理を生かし、自動運転レベルを一段引き上げることだったはずだ。しかし実際には、その方向性が曖昧なままエンタメ寄りのコンセプトに終始し、プロジェクト全体が年寄りの思いつきとしか見えない。
市場環境が急変する中で、この内容では勝負にならないのは明らかだったと思う。
3、22年発表で26年に終了と、4年間の事業が無駄に。中国メーカーが2年でEVを作る中、スピード感の無さが致命的でしたね。ソニーのEV「VISON-S」は、オーストリアのマグナ・シュタイアに設計を依頼して自走できるレベルでした。そのままマグナ・シュタイア社に依頼して、少量生産の高級車として市販すべきでしたね。
4、ホンダは完全にEV読み違えましたね。これだけEVに注力して大丈夫かいな?って懸念してたのが、現実になったって感じです。そもそもエンジン屋のホンダがエンジンを捨ててしまったら、魅力半減って感じ。現実的な使用でEVはまだまだ課題が有るし、当分はハイブリッドが最適解になると読まなかったのが残念です。ホンダなら高効率のエンジン使ったハイブリッドで勝負できたやろうに
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5c0645550ab497442592c4c711b5f5a0a128bdcf,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]