長崎市で行われた平和祈念式典において、台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表は台湾代表として初めて参列しました。しかし、台湾は各国代表エリアではなく国際非政府組織(NGO)の席に座ることとなり、これには中国の圧力が関与していると指摘されています。また、原爆の犠牲者には台湾人も含まれているとして、台湾は招請状なしに自らの要望で参加を実現しました。
これに対し、台湾は「国際社会と連携して世界平和に取り組む立場を示すために出席した」と主張し、不適切な扱いに対して強い遺憾の意を表明。長崎市は、外務省のリストに基づき席を割り当てたと説明しています。一方で過去には、台湾の震災追悼式参加においても不適切な扱いがあり、その後是正された事例があります。
この状況は、国際社会の平和を象徴する場で、意図せずとも不平等が生まれている現実を浮き彫りにしています。まず、国際的な式典において、特定の国が他の国の外交的地位を圧力をかけて操作するのは非道であり、平和の推進という趣旨に反しています。さらに、台湾が過去に多大な人道支援を行った際に十分な感謝が示されなかった事例まであることを踏まえると、国際社会がどのように特定国家を扱うのか再検討する必要があります。
具体的な改善策として、まず全ての国に平等な招請状と席の提供を行うこと、次に平和を追求する国の努力を正当に認識し支援する国際的な合意の形成、そして先例となる問題の解決過程を丁寧に公開し透明性を持たせることが必要です。国際式典とは、共通の平和を求める場所であるべきであり、それを守るためには一国の意志が貫かれてはなりません。今こそ、制度的な欠陥を修正し、真の平等と共感が得られる場を構築するべきです。
ネットからのコメント
1、長崎市長は口では平和を願うと言いながら、中国の侵略戦争準備に加担したのか。信じられない。国交がなくとも主権国家は主権国家。その台湾を、台湾を侵略しようとしている中国に忖度してNGO席に追いやったなど明らかに戦争を近づける行為であり、平和祈念式典を主催する資格はない。
2、昨年のイスラエル不招待に続き、今年も長崎市は国際的な非礼を犯した。中国が反発し、国際機関が公式には認めなくても、台湾は国家として成立している事実がある。その代表を招いておいて、国会ではない組織(NGO)席に座らせるとは、とんでも非礼であり無知である。
平和を追求する式典でありながら、今年は中国におもねり、自らの「平和追求」が偏ったものであることを改めてさらけ出した。
3、安倍さんは、台湾にこんな対応しなかった。親中石破政権への忖度だな。市の。なんてったって岩屋外務大臣が日中友好議連で、尖閣の領海侵犯に一度たりともコメントしないもんな。台湾に対して申し訳ないの一言。
4、政治って一方を立てれば一方が立たずで難しいとは思うけど、これに関しては明らかに間違った判断。ひとつの中国とか意味不明なこと言ってるのは中国共産党だけで、中華民国の流れを汲む台湾が共産党と一緒の国な訳無いのはどの角度から歴史を辿っても明らかなはず。市長はもちろん腰抜けの役立たずだけど、石破政権で日本が台湾に示す態度は今後必ず中国に揚げ足を取られたり、台湾の方々へも禍根を残すなどこの先の歴史にとっても良くない。即刻退陣願います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e415bc883173a013fa5649ec3fe80ac3f3fc88a7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]