広陵高校野球部が甲子園の出場を辞退した事件が、日本の高校野球界に大きな波紋を広げている。1年生部員が2年生部員4人から集団暴行を受けたことが発端となり、被害生徒は3月末に転校した。この問題はSNSで拡散され、夏の甲子園期間中に同校が辞退を決定する異例の事態に発展した。広陵高校は暴力問題について厳重注意処分を受け、暴力を振るった部員たちは試合出場停止処分となった。
しかし、大手メディアはこの問題を沈黙し続け、SNSでの情報拡散と学校への抗議が止まらず、学校側の対応が不十分だったとの批判が強まったため、広陵高校は生徒の安全を最優先として辞退を決断した。
この事件は、日本の高校野球が抱える深刻な問題を浮き彫りにします。広陵高校での事件は単なる暴力行為の発覚ではなく、高校野球の「教育」と「ビジネス」という構造的な矛盾をも示しています。大会の主催者である新聞社が報道機関であるため、公正な報道が妨げられています。まず、主催者と報道機関は一体化をやめ、公正で独立した報道を可能にする体制を築くべきです。次に、現在の「無料」という建前を撤廃し、適切な価格設定を行い、商業的な利益追求を透明にすることです。そして、「日本学生野球憲章」の時代遅れの規定を再検討し、今の社会にふさわしい形に変える必要があります。
大手メディアは、この危機を機に自身の役割を見直し、社会に対して真摯な姿勢しかつ大胆な改革を進めるべきです。高校野球の未来を守るために、これらの課題に向き合うことが重要です。
ネットからのコメント
1、すごく共感します。具体な対策も提示してあるしわかりやすい記事でした。今回の件でSNSが、言いたくても言えなかった高校球児の声を代弁することが証明されました。もちろんフェイクニュースもあると思います。が、高校の一番の目的は学業を修得することです。野球をすることは付随するものです。学校にいられなくなるほど苦しくなるのは本末転倒というしかありません。
2、光と闇の問題はどこの世界にも存在していて最近は芸能界など華々しい世界の裏側が明らかになってきたように遂に高校野球まで今まで隠蔽されてきたものが明らかになっている気がする恐らく長い間苦しんできた球児達がいたはずで今までなら揉み消されたはずの事件がSNSなどの発展で徐々に世間に知られることになったと思うしかしながら伝統的な高校野球にも最近では丸刈りを強制しないなど少しずつ改革は進んでいると思う時間がかかるかもしれないがより良い方向に進むのを願う
3、まず初動の時点で取るべき行動を間違えたことが全て。そして何故間違ってしまったのかというと、事態を軽く見る正常性バイアスがかかったこと。本来なら校長や監督が初動で事実関係をしっかり調査した上で加害者を厳しく処分し、それ以外の部員に影響しないようにするべきだった。しかし事案を矮小化したことにより、甲子園出場中と言うタイミングで事件が世間に漏れることになり、結果関係ない部員や生徒、学校のイメージまで貶める最悪の結果になってしまった。被害者個人より甲子園出場を優先したのは、個人の声が届かなかった昭和の時代とは違い、今や誰もが社会に発信し、声を届けられる時代だということが認識出来ていなかったことと、校長が広島県高校野球連盟の副会長であったことも無関係ではあるまい。そう考えるとこの校長も監督も、教育者であり子どもを指導するという本来の立場を忘れていたとしか思えない。
4、近頃は、新聞を手に取ると、それぞれの社の思想や偏向みたいなのが露骨で、ため息が出る時があります。だから経済紙ばかり読んでます。数字はあまり、まぁだいたいウソをつかないし、数字から見えてくるものが多いから。
もう、日本のオールドメディアは、昔の信頼を失ってるし、それをまた開き直ってるように思いますね。だからどうした、という感じ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9c73e70ceb33e48ffb4277f939c5b24cf7d19724,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]