事件概要:5月25日と29日、羽田空港のD滑走路で旅客機が離陸直後にタイヤが破裂し、それぞれ引き返す事態が発生した。25日はスカイマーク機が羽田発福岡行きのフライトで、滑走路(C滑走路)へ戻り着陸。29日は日本航空の鹿児島行きの便が左主脚のタイヤがバーストし、目的地を成田空港に変更してA滑走路へ着陸した。滑走路側の金属板浮き上がりが確認され、原因は調査中だが構造上の問題の可能性がある。D滑走路は異なる構造物を組み合わせた特殊な滑走路で、2025年の工事期間中にも運用問題が指摘されている。

コメント:公共インフラとして機能すべき羽田空港で続発したタイヤ破裂トラブルは、安全性に対するゆるやかな軽視が浮き彫りとなりました。本件は単なるタイヤの技術的問題を超え、滑走路設備の構造的欠陥や維持管理の怠慢に直結する問題と考えざるを得ません。
特にD滑走路の桟橋部と埋め立て部の間にある継ぎ目構造が事故の発端となっている可能性が指摘され、このような要因が一度ならず二度も放置される事態は容認できません。

根本原因は、インフラの保守点検体制にあると思われます。国交省の管理責任を問い直し、以下の改善策を検討すべきです。第一に、滑走路点検の頻度と精度を見直し、特に金属部材や継ぎ目に関する監視体制を強化すること。第二に、工事期間中の運用を厳密に管理し、視認性や照明の安全性を確保すること。第三に、予算上の問題で設備改修が遅れる場合、迅速な予算措置を講じることです。
空港が「国管理空港」としてその名に恥じぬモデルを築くには、事故の芽を摘むことが基礎です。空の玄関口としての羽田が、航空安全へ向き合う意志を示せないようであれば、その誇りは空虚なものと言えるでしょう。この状況が放置されれば次の犠牲は避けられない、それこそ本当に容認されるべきでない一線です。
ネットからのコメント
1、海外の航空会社に就職した日本人パイロットの多くが、羽田空港の管理の酷さが「有り得ないレベル」だとSNSで発信しています。曰く「敷地が草ぼうぼうで誘導路等の看板が見えない」「滑走路がオフロードみたいにガタガタだ」などなど。日本の「空の玄関」なんですから、外航のパイロットにも笑われないよう、きちんと管理して欲しいものですね。
2、ニュースの扱いがやや地味な気がしますが、運が悪ければバーストしたタイヤ片が燃料タンクやエンジンを突き破って大惨事になった可能性もあるので、滑走路面の再点検は厳重に行うべきかと。
3、運輸安全委員会による重大インシデントの定義に「航空機のプロペラ、回転翼、脚等が損傷し、当該航空機の航行が継続できなくなった事態」が含まれてます。今回の事象はまさに「脚等が損傷し、当該航空機の航行が継続できなくなった事態」ですので、重大インシデントとして何故おきたか・どうして防げなかったか・再発防止はどうすればいいか、がきっちり調査・指導されるでしょう。調査したものは必ず運輸安全委員会のHPに報告書として公開するよう義務付けられています。
公開される日が待ち遠しいです。
4、JALのスカイミュージアムやANAのブルーハンガーで格納庫の見学をしましたが、タイヤだけでもしっかり管理されていて、トラックやバスに比べてもこの程度の溝でもう交換しちゃうの?と思う位。路面板の浮き上がりは、道路の橋脚の接続部分と同じと思われますが、浮き上がって段差ができればバーストも起きますね。日頃の空港施設、設備の点検って大事ですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e5657dc4dae6cee2f75d5e16943d17bfd51d2a09,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]