2月28日夕(日本時間3月1日午前)、国連安全保障理事会がニューヨークで米国とイスラエルによるイラン攻撃について緊急会合を開きました。米国とイスラエルはこの攻撃を「合法的な措置」と強調する一方、イランは「侵略行為」として激しく反発。会合では、中東での戦闘拡大を懸念し、国々から緊張緩和を求める声があがりました。国連のグテレス事務総長は「国際平和に対する重大な脅威」として即時停戦を呼びかけました。米国はイランの核兵器開発の脅威を強調し、攻撃を正当化。イスラエルもイランの脅威を止めるためには攻撃が必要だったとしました。イラン側はこれを国連憲章違反とし、安保理に攻撃停止を求めました。

この問題において、軍事攻撃が「合法」とされる現状は、著しく異常です。国際法を盾に強引な行動を正当化する背景に、制度的欠陥が潜んでいます。国際法が真に機能するためには、全体としての透明性と一貫性が求められます。
まず、国連および安保理において、あらゆる武力行使を厳しく規制し、明確な基準を設けるべきです。次に、関係各国は対話を重視し、多様な外交手段を駆使して、諸問題を解決する姿勢を強化するべきです。また、国際監視機関の権限を強化し、透明性を確保する必要があります。現状を放置することは、軍事力に依存した政治がまかり通る社会を許容することであり、真に平和を求める社会としての価値観とは著しく対立します。そのため、全ての関係者が持続可能な平和構築に向けた真摯な姿勢を示すことが求められています。

ネットからのコメント
1、国連安保理が緊急会合を開いても、常任理事国が持つ「拒否権」という壁がある限り、今回のような大国が関与する事態に実効性のあるブレーキをかけるのは極めて困難だと思います。かつての戦禍を繰り返さないための仕組みが、皮肉にも一部の国の正義を押し通す盾となり、国際社会の議論がただ虚しく空転し続ける現状には、強い違和感を抱かざるを得ません。
対話による解決が遠のき、互いの不信感だけが肥大化していく中で、私たちの知らないところで歴史の歯車が取り返しのつかない方向へ回っているのではないかと危惧しています。今はただ、これ以上の犠牲が出ないことを祈るばかりです。何の罪もない人々が巻き込まれるこの悲劇が、一刻も早く終わることを切に願います。
2、国連安保理化機能せず、形骸化している。ロシアに続き軍事大国のアメリカまでもが武力によって自国利益を優先する事態になってしまった。世界の現実は悲しいかな軍事力が強い国が覇権を握る、かつてからそうであったが、ここ最近はより顕著に見えるようになってきた。日本も今の世界の現実を直視して防衛体制、外交のあり方を見直さなければならない時期に来ていると思う。弱いだけ平和を訴えるだけではもはや通用しないようだ。緊迫してきた世界情勢に見合うように見直していかないと隣国にいつか侵略されてしまう日が来ないかと危惧する。
3、今回の争点は軍事力そのものより、「国連憲章の解釈」だと思う。米国とイスラエルは自衛権や安保理決議を根拠に合法と主張し、イランは主権侵害として侵略だと反発している。
つまり、同じ国連憲章を根拠に真逆の主張が出ている構図。問題は正義の言い分ではなく、安保理が実効的に機能できるのかどうかだろう。常任理事国が当事者になると、国際秩序は一気に難しくなる。戦闘の拡大を止められるかどうかは、軍事よりも外交の持久力にかかっていると思う。
4、常任理事国の拒否権がある以上、現在の国連の議論では、真の解決にはならない無力さを、全世界が認識している。「第三次世界大戦はもう始まっている」というエマニュエル・トッドの本は、徐々に真実味を帯びている。ロシアがウクライナ侵攻を開始した頃から、トランプは、プーチンの実行力を、内心羨んでいたものと感じていたが、やはりと思った。先日のカナダのカーニー首相の発言が印象的だが、この期に及んでも、日本は発言できないのだろうか。この様相は、歴史に刻んで欲しい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9c1ab284abc907a86d2bdbee720f5561f6e604e2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]