広陵高校は、1月に発生した暴力事案が原因で、甲子園大会出場を辞退しました。当該事案は、1年生部員が2年生部員4人から暴力を受けたというもので、この被害を受けた部員は3月末に転校しています。8月10日、広陵高校は公式サイトで詳細を説明し謝罪しました。この事件は連日メディアで報じられ、特にSNSでの情報拡散が注目されています。
元放送作家の長谷川良品氏は、テレビ報道がSNSの影響ばかりを強調し、高校側や高野連の対応が軽視されていることに「醜悪さ」を指摘しています。
この事件において注目すべきは、テレビ報道の偏向性です。多くの報道がSNSの一方的な批判に集中し、一方で学校や高野連の制度的欠陥には言及しません。この姿勢は、視聴者に偏った印象を与え、問題の本質を見失わせる危険があります。制度の中で隠蔽されがちな暴力行為を、SNSが明るみに出す一方で、その暴力行為を生む根本的な原因にはどう対処するかが問われるべきです。まず、学校や関係機関が透明性を持ち、迅速かつ公正に問題を解決するための体制を整えることが必要です。次に、テレビ報道は単なる批判に終始せず、こうした事件が再発しないための建設的な議論を促進するべきです。
そして最後に、視聴者も質の高い情報を求め、メディアのあり方を考える姿勢が求められます。この事件を通じて、私たちはSNSやメディアに対する価値観を見直し、より良い社会の実現を目指すべきです。
ネットからのコメント
1、長谷川氏の指摘に共感する。SNSによる誹謗中傷はあってはならないが、SNSで発信しなければ暴力事件が闇に葬られていた可能性が極めて強かったのも事実。アナウンサーは「SNSの何気ない投稿が高校球児の夏を終わらせてしまうということも投稿する前に考えてほしいと思います」という主張だが、悪いのは投稿ではなく誹謗中傷の方だ。なのに投稿する事自体が問題であるかのような主張には賛成できない。
2、このアナウンサーにも家族がいて、友人がいて、信頼できる同僚がいて仕事ができていると思いますが被害者の方が学校から拒絶され、テレビからも拒絶されたとして二次被害を受け大事になったらどうされるおつもりだったのか、想像力も働かないのでしょうか?そのような場合に、責任が取れるのでしょうか?手記には、どうでもよくなって氏にたくなったというような記述もあるそうです。
そのような、人の尊厳が脅かされている状況を一時の気の迷いで書けるとでも言うのでしょうか?何かあったら、自分の大切なものを代わりに差し出されるおつもりなのでしょうか?プロとしてアナウンサーをやられてますか?高校野球の被害者の子はプロフェッショナルだったと思いますよ。それに、恥じることのない言葉をかけてあげて下さい。
3、そうなのよ。爆破予告などは犯罪なので問題外だが、SNSという媒体で一般人が情報や意見発信を続けたから今回のような結果(無事解決とは思えないが、被害者が転校して泣寝入りといった結果よりかは、はるかにマシ)となったんでしょ。「メディア」が報じるのは正しくて、一般人が新しい媒体で意見を発信するのは好ましくないと。奢りを感じるのよ。その奢りを感じるから市井の一般人は「メディア」に多少なりとも嫌悪感を覚える。だから、既存の「メディア」は「オールド」となっていったのだろうに。
4、オールドメディアの立場は一貫している。まさに「テレビはいいけどSNSはダメ」兵庫県知事選挙あたりからSNSのニュース価値がテレビや新聞などオールドメディアのニュース価値を上回ってきた。
オールドメディアは自分に都合のいい情報しか流さないことが一般人にわかってきた。SNSにはもちろん真実、虚偽いろいろな情報があふれているが、SNSの情報に触れることでいかにオールドメディアがこれまで情報操作してきたのかが明白になってきた。もうオールドメディアが何をいっても国民の殆どは素直にはオールドメディアの情報を受け取らないだろう。今回の事件でもSNSへの投稿がなければ事件は隠蔽されていただろう。朝日新聞をはじめオールドメディアは被害者と学校の間の問題を認識していた筈だが、その強力な取材調査力を使ったようにはみえない。メディアとしての役割を放棄してイベント主催者の役割を優先したということだろう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d09424e22a489b7fb00e1e893d214b95bbda5bbe,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]