北海道の知床半島、羅臼岳で登山中の男性がヒグマに襲われ、行方不明となった。15日午後3時20分に男性の死亡が確認された。彼は14日に登山道からヤブに引きずり込まれ、捜索が続けられていたが、道警は15日午後1時過ぎ、現場付近でヒグマ3頭を駆除した。被害者のものとみられる血のついた衣類が発見された。羅臼岳はヒグマの生息地で、最近は目撃例が増加しており、10日には別の登山者が親子連れのヒグマと遭遇する出来事があった。
知床財団と環境省、斜里町は13日に現地調査を行ったが、ヒグマの存在を確認できなかった。
この事件は、野生動物との共存がいかに過酷であるかを示す痛ましい事例です。山岳地帯を愛する人々にとって、ヒグマの脅威は確かに無視できない現実です。第一に、地元自治体と環境機関は、このような事故を未然に防ぐための高速かつ効果的な対策を講じる必要があります。第二に、登山者自身も、周知のリスクを理解し、適切な装備や知識を確保することで自分を守る責任があります。そして、観光と生態系保護を両立させるために、指定されたエリアの使用制限や監視体制の強化も考慮すべきです。知床の自然は私たちに素晴らしい体験を提供してくれますが、それは生き物と環境に対する責任を伴っています。この事故を契機に、さらなる意識の高揚と具体策の実施が望まれます。
ネットからのコメント
1、親子グマ駆除で原因となった人の味を知った熊はとりあえず処置できたけど知床半島は狩猟ができない地域なので熊の数は増えている上に観光客や登山客が不注意に置いた荷物を漁られて人が食べ物を持っていることを知っているので被害を出さないためには自然を守るか人間を守るか考える時期が来ていると思う自然を守るなら半島そのものを立ち入り禁止に人間を守るのなら狩猟ができる地域に指定するとともに有害駆除で頭数管理を
2、3頭とも駆除してくれてハンターの方々ありがとうございます。これからも可能な限りでクマを駆除してください。クマさえいなければこのような不幸は起こらなかったと思います。そのためにも箱罠の設置を増やし、発見されたクマは駆除してほしいです。
3、男性は亡くなってしまいましたか…本当に怖い思いをされたと思います。御冥福をお祈りします。子熊もかわいそうですが、親と一緒に旅立てたのがせめてもの救いでしょうか。餌が少なくお腹が空いていたのかもしれないですが、人を襲うとこうなることを熊に学習してもらいたいですね。
4、知床半島は羆の生息密度が世界一ともいわれています例えば知床のヒグマの生息数は400~500頭と言われていますが、イエローストーン国立公園は知床の23倍の面積を持ちながら、ヒグマの生息数は150~200頭ですこれだけの生息密度のなか、人とヒグマの距離を保つことに成功していたのはある種奇跡ともいえますこの奇跡を実現させたのは、北海道道開拓以降、ヒグマを害獣として駆除してきた事により、クマが人間や、銃の音・火薬の臭いを恐れるようになったからですいわばこの遺産の上でなりたっていたバランスですが、1990年に春熊駆除が全面禁止されてからはや30年以上、知床ではそれに先駆けて1982年に自主的に駆除を自粛していたそうですので、もう40年以上ヒグマは人間に銃で追われた経験がないのです。その結果、人間を怖がらなくなり、過去の遺産の上になりたっていたバランスがいよいよ崩れ始めたようです
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/90851ddcd800b3625ab8f75e6f4cbf1d177e4d6f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]