北朝鮮の首都、平壌で26日、犬肉料理を専門とする食堂が完成しました。この食堂は金正恩総書記の主導のもとに敷地を選定し、デザインや運営計画が進行されたと報じられています。この専門店は大同江沿いの中心部に立地し、平壌市人民委員会による完成式が執り行われました。犬肉が北朝鮮において貴重なタンパク源として「甘い肉(タンコギ)」と呼ばれ広く親しまれている文化に根差しており、犬肉料理のコンテストなども開催されています。一方で隣国の韓国では動物福祉の観点から犬肉産業が廃止へと進んでおり、2027年2月以降、犬肉の販売や繁殖が完全に禁止される法案が可決されました。

北朝鮮における犬肉専門店の開業は、現代の動物福祉を巡る時代の流れと極めて対照的な行動であり、少なからず批判的な視点を生じさせます。この出来事は、倫理的な論争や文化的価値観の揺れ動きを反映している点で注目すべきです。
北朝鮮政府による犬肉専門店の設立には、幾つか重大な問題が浮かび上がります。まず、世界的な動物福祉と倫理基準に反する行動が推奨され、国内外で批判を招く可能性が高いことです。韓国をはじめとして地域的な価値観の変化が進む中、北朝鮮政府が国民の健康や生活向上を目指すならば、動物に対する倫理的配慮を含む本質的な政策変更が必要です。
制度的な問題として、こうした動物文化にこだわり続ける背景には、貴重なタンパク源確保の必要性があると考えられます。しかし、それを補完する栄養政策や新産業の育成が見られない状況への取り組みが急務です。解決策としては、1) 国際的な食糧援助による食文化の多様化、2) 畜産以外の産業育成を通じた国民生活の向上、3) 国際基準への歩み寄りによる文化的揺れ動きを防ぐ試みが効果的といえます。
今回の犬肉料理専門店の設立は、北朝鮮政府が国民統制の一環として物資や食文化の管理を進める一方で、周辺諸国の動物福祉への進展と価値観の変化に背を向ける態度を象徴するものです。現代社会では、経済的発展と倫理的基準の調和こそが重要です。
北朝鮮はその意識を深めるべき時が来ています。
ネットからのコメント
1、贅沢品…。食文化としての犬食は否定しないが、北朝鮮という国においては国民全体の利益に目を向けるべきではないか。食糧事情が悪く、末端の兵士にも十分な支給が為されていない状況にあって、特権階級にない国民がどのような栄養状態であるかは自ずと知れよう。動物性蛋白質の必要があるのであれば、肉量に対する生産コストが低いものが他にあると思うのだが…。尤も、北朝鮮では食用犬に何を餌として与えているのか。鶏に与える飼料よりも安上がりだというのであれば、それはそれで恐ろしい…。
2、それぞれの文化に固有の食材がある。日本人だって鯨を食べるし、猫や猿をコウモリやイモムシを食材とする文化もある。他国がとやかくいうことではない。余計なお世話である。
3、インドでは、牛が神様に近い。日本では、古来から街角で犬の鳴き声を真似して陰の気配を祓う公式な仕事もありました。今でも日本では、馬刺しもあるんだしその地域の文化で他が口出しするもんじゃあない。
4、移民を受け入れるということは、こうした異文化も受け入れるということ。身近な例として、近所の移民家族と交流を持とうとした日本人夫婦の話。家で生まれた子犬を分てあげて、後日、元気に過ごしているか聞こうとしたところ、美味しかったですとにこやかに返事されたそうだ。異文化の理解は興味深くもあり、難しくもある。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a3c2191a565fc481b26746d3b7e428db44622426,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]