米軍は「トレン・デ・アラグア」の最高幹部、エクトル・ゲレロ・フローレス被告を軍事攻撃で殺害しました。同組織はベネズエラの刑務所ギャングから国際的なテロ組織へと成長し、麻薬密輸やテロ行為を行っていました。攻撃は米国とベネズエラの協力で実施され、場所や日時は明らかにされていないものの、映像には爆発による建物の破壊が映されています。米国は昨年、ゲレロ被告に500万ドルの賞金をかけ、ニューヨーク南部地区連邦検察局が起訴していました。今回の作戦により、同組織の活動に大きな打撃が与えられたとみられています。

このニュースは、犯罪撲滅への一歩と評価されるものの、いくつかの重要な問題を浮き彫りにしています。
過激な犯罪組織への断固とした対応は、全世界の安全保障に貢献するものです。ただし、今回の件ではいくつか見逃せない課題が存在します。
まず、ベネズエラと米国が連携したとされるものの、その具体的な合意内容や作戦の合法性には不明瞭な点が多い。国家主権や国際法との整合性を欠いた場合、同様の作戦が他国との軋轢を生む可能性があります。また、住民の安全確保がどこまで考慮されたかも疑問です。映像からは攻撃の大規模破壊が確認されますが、これは民間人を巻き込む危険を孕んでいます。
さらに、このような武力行使が長期的に犯罪組織の温床を解決できるかという課題も残ります。現地の経済格差や腐敗問題が未解決のままでは、別の組織が台頭する可能性が高いのです。
解決策として、まずは国際的な作戦の透明性を高めること。作戦の正当性と合法性を明確に示すことで、国際的な支持を得る必要があります。次に、犯罪撲滅には武力だけでなく、現地の社会インフラ整備や経済支援を含めた総合対策を講じるべきです。さらに、地域住民の安全確保を最優先し、巻き添え被害を防ぐための徹底した戦略が求められます。
犯罪との戦いは必要ですが、力だけで解決しようとすれば、新たな不安定を生むだけです。
持続可能な平和のためには、根本原因に向き合う冷静な戦略と行動が求められています。
ネットからのコメント
1、米軍にとって、こうした「個人を狙った精密攻撃」は決して珍しい話ではありません。衛星や無人機、通信傍受など膨大な情報網を駆使し、何年も追跡した末に標的を排除する能力は世界トップクラスです。今回のニーニョ・ゲレロ殺害が事実なら、単なる麻薬組織幹部の排除ではなく、国境を越えて活動する犯罪組織に対し「どこにいても逃げ切れない」という強いメッセージを発した形でしょう。ただ、組織犯罪の世界ではトップが消えても後継者が現れることが少なくありません。実際、麻薬カルテルは一人のカリスマではなく、資金、人脈、武装勢力によって成り立っています。そのため今回の作戦は大きな打撃ではあっても、トレン・デ・アラグア壊滅の決定打になるかは別問題です。むしろ今後は組織の分裂や内部抗争が激化する可能性もありそうです。
2、メキシコとかベネズエラももう半強制で治安悪化要因をつぶしていった方がいいよ。フィリピンもドゥテルテ時代に劇的に治安が良化したけど、中米のエルサルバドルも大統領が変わってからギャングやカルテルを強権的に一掃して、世界最悪水準だった殺人発生率が減少の一途をたどり、去年だかについにカナダよりも統計的には安全な国になったらしい。
犯罪組織と少しでも関与のある人間は全員刑務所にぶち込んだから中があふれてすごいことになってるらしいけど。
3、これからは、犯罪組織のリーダーは逮捕する前に殺害される時代になってきたなぁ。アメリカはこの手の殺害を最近よく行なっているが、アメリカに睨まれている小さい国のリーダーは気が気じゃないかと思う。
4、犯罪組織のトップってある意味かわりはいくらでもいるんだよね。決して難しいことをやっている訳ではないので次から次へと湧いて出てくるんだよ。犯罪組織に入るに教育はいらないしある意味動物的な知能レベルでも成り立つ。根絶やしにしたいと考えるなら構成員から家族までもしくはつながりがあるもの全てを社会から排除しないといけないと思うよ。それがきわめて困難だからなかなか抜け出せないんだと思いますよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/24d31eb172766c85304abccf37038ae792cdb6b9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]