鹿児島県で2017年に始まった「草刈りツーリズム」が全国に広がっている。子育て支援団体KADAN(鹿児島市喜入町)の亀井愛子さん(50)が開始し、個人・法人合わせて10支部が協力。これまで30カ所以上で実施され、継続参加を希望する草刈り隊は140人に達した。安全講習や保険加入、3時間以内の作業などを徹底し、交流イベントと組み合わせて農村の人手不足解消を目指している。

農村の草刈り問題を、単なる「人手不足」として放置せず、楽しみながら参加できる仕組みに変えた点は評価できる。しかし、本来は地域を支える重要な作業が、一部の農家や高齢者の負担に依存してきた現状こそ問題だ。農業を支える基盤整備を後回しにし、現場の善意だけに頼る社会では持続可能な地域づくりはできない。
必要なのは、①自治体が草刈り支援制度や予算を拡充すること、②学校や企業と連携した地域参加の仕組みを作ること、③安全教育や報酬制度を整え継続的な担い手を育成することだ。
草刈りを「楽しいイベント」に変える発想は素晴らしいが、農村の苦労を美談だけで終わらせてはいけない。地域を守る仕事を「誰かの我慢」から「社会全体の責任」へ変える時代に来ている。人が離れる農村を救うのは、根性論ではなく、参加したくなる仕組みと支える制度である。
ネットからのコメント
1、エンタメ化で参加のハードルを下げる発想自体は悪くないと思います。ただ、草刈りは年に何度も必要な反復作業なので、イベントで盛り上がっても定着の仕組みがなければ一過性で終わりそうです。また回転刃を使う以上、初心者参加者の安全管理や事故時の責任の所在も気になります。「楽しい体験」として本来賃金が発生すべき労働をごまかす形にならないよう、その辺りの制度設計まで含めて記事で触れてほしかったところです。
2、真夏の草刈りは本当に大変。
家の建物横の少し坂になっている所に除草剤をまいたら草が生えずにすごく良かったのだけど、先日の大雨で土が流れて土砂崩れみたいになってしまった。やはり、ある程度の雑草があり土の強度は守られているんだと改めて思いました。大変だけど、草刈りって大事。
3、草刈り機は結構危ないので、エンタメ化は難しいかも、時給出せば刈ってくれる人いるでしょう。フラットだと刈りやすいが、傾斜地だとかなり怖いし草刈り機の重量が手にかかってくる。何より危ない。最近ビニールロープの草刈りのヘッドがありためしたが、擁壁の際とかにはかなり効果ある。だけど刃物のほうが圧倒的に刈るのが早い。
4、危険を伴う作業なんで遊び半分でやっちゃいけないよ。草が絡むからって飛散防護カバーをメーカー指定位置じゃなくて回転刃から離してつけてるのも、石跳ねなどでケガのもとだし、足を取られたときなんかの足ザックリ事故の予備軍だな。保護メガネも石なんかが当たっても大丈夫な頑丈なものが必要だ。刈り払い機って年間何百人かの事故を起こしてるんで、こういう間違った使い方の指導なんかを遊び感覚でやられると、ケガ人が続出するよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/059bfe83cc3274b33f3061717b3f9dbee7b916fe,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]