事件概要:
大阪市を中心に愛されてきた「粉もん屋」が深刻な衰退危機に直面しています。城東区の老舗お好み焼き店『ハマサキ』は70年営業の歴史を閉じ、閉店ラッシュが加速。東京商工リサーチによると、2025年の「粉もん屋」倒産件数は前年比33%増の28件で、近畿圏がその7割を占めています。倒産原因は原材料の高騰、水準を維持できない価格設定、後継者不足に加え、若者世代の「粉もん離れ」が拍車をかけています。日本コナモン協会の調査によれば、全国100店舗のうち約半数が「後継者がいない」と回答。物価高と時代の変化に押され、一部店舗はメニュー削減や副業に依存する状況も。かつてのスピリットフードは、庶民に寄り添うその在り方を存続できるか問われています。

コメント:
「粉もん屋」の減少は、ただの経済的トラブルを超え、大阪文化そのものが揺らぐ危機です。
原材料高騰などのトラブルは市場全体に広がる問題ですが、ここには価格据え置きの精神がある分、店舗経営への打撃が際立っています。根本的な問題は、現代の若者が粉もんに抱く「健康イメージ」や「SNS映え」のギャップ。さらに地域店主たちが後継者育成に消極的、経営の厳しさを見越して「継がせたくない」心理まで形成されています。

まず、本質的なソリューションには3つが考えられます。1つ目は、原材料コストを管理するための仕入れ業者との提携再編と新しい仕入れルートの開拓。2つ目には、若者世代の心を捉えるマーケティング案や、健康志向と「粉もん味」の両立したメニューの開発。第三に、経営支援の制度創設や、地元自治体による文化保存活動を強化するべきです。
粉もんは単なる食べ物ではなく、大阪のアイデンティティそのものです。この「庶民の味」が消えるなら、そこには地方文化の衰退が間違いなく付随するでしょう。
新たな価値観を融合させた「未来形粉もん屋」が次世代を担うべき時ではないでしょうか。
ネットからのコメント
1、今の若い人夫婦なんかは共働きが当たり前になっていて、外食、中食はこれからも伸びが期待出来ます。粉モンはテイクアウトも販売していますから、人口の多い大阪市内で、テイクアウトを充実させて店内飲食と合わせれば、商売としては成立するように思います。言い換えれば、記事はちょっと煽り過ぎかな、と。大阪の人間の粉モンに対する愛情は深い。お好み焼きも最近は1枚千円を超える店が増えましたが、それでも客は食べに行っています。商売ですから大変な事も多いと思いますが、若い人のチャレンジに期待したいです。
2、関東出身ですが関西に単身赴任しています。住んでいるマンションの近くに地元のおっちゃんが通うお好み焼き屋さんがあって何度か足を運びました。自分で焼く関東のお好み焼きではなくプロが焼く関西のお好み焼き。厚くてふっくらとしていて自分が知るお好み焼きの味と食感と全く違っていてビックリするくらい美味しかったですね。
もともと関西の文化や雰囲気が大好きでしたが、粉もんを食べるのが関西での楽しみの一つに加わりましたね。
3、長期的な物価高によって原材料や人件費などの価格が急激に上昇していて、粉物と呼ばれる食品も、嘗てのような気軽に購入できるものではなくなってしまいました。また、今はたこ焼きやお好み焼きは冷凍食品として販売されていて、レンジでチンするだけなので個人でも簡単に調理することができ、それでいてクオリティもなかなか高いです。しかも店舗で購入するよりも手軽な価格で購入できます。今後物価高が抑えられても冷凍食品の台頭などで一層厳しい経営を迫られることは避けられず、店を閉めてしまうところも加速度的に増えていくでしょうね。
4、昔は6個100円だったし、お好み焼きも600円ぐらいだった。そのイメージあるから高く感じてしまうのと、特に関西だとたこ焼きやお好み焼きは自分で作る人が多いのもある。ラーメンと違いプロと味の差がそんなにないと言うか金かけれるので逆転もある、難しい商売だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e9a9e2d4a173f7dcb3208574f1d7178392270f82,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]