寺地拳四朗は、2025年6月30日に神奈川・横浜BUNTAIで開催されたWBA・WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦で、米国のリカルド・サンドバルと対戦。序盤からやや劣勢を強いられつつも、5回に右ストレートでダウンを奪取。以降も積極的に攻撃を展開したが、決定打には欠け、最終ラウンドまで激しい接戦となった。結果は判定1-2(112-115、114-113、110-117)で敗戦し、2団体統一王者の座から陥落。
通算2敗目となった。寺地は会見で冷静に敗北を受け入れ、ディフェンス面の課題を認めた。
敗戦の直後に自らを省みる冷静さ、そして相手の実力を素直に認める姿勢。その誠実な姿は、試合結果以上に人々の心を打ちました。何より17戦連続で世界戦に臨み続けた姿勢は、積み上げてきた努力と精神力の証です。負けたことは事実ですが、それが寺地拳四朗という選手の価値を下げるものでは決してありません。長いキャリアにおいて、敗北は一度きりの通過点にすぎません。実際、同じように挫折を経験した多くの選手が、その後さらに輝きを増してきました。今はただ、身体と心をゆっくりと癒し、次への歩みを待ちたいと思います。いつかまたリングで、その拳が輝く日を信じています。
ネットからのコメント
1、そこら辺の並王者の陥落とは違う感覚です。
二階級で統一王者になり世界戦勝利数でも井上や井岡に次ぐ実績を誇り、Lフライ級時代のテレビ局等の冷遇もあったが実力でPFPのトップ10入りも果たした。ここ数戦は激闘続きで身体にもダメージが溜まっているはず。ゆっくり休んで今後の事を考えて欲しいです。良い試合でした、ありがとう。
2、この試合だけでは結論づけられませんが、若干強さのピークから落ちてしまったのかなとも感じました。長谷川穂積選手なども相当強いと思っていたら急に力が落ちたりもしたし(ロイ・ジョーンズとかも絶対負けないだろうとは思ったけど)、やはり勝ち続けるのは難しい。これまで長く世界で活躍してきてますし、消耗があっても仕方ないとも思います。 井上選手だっていつどうなるかはわからない。そういう意味では私は早く中谷選手とは戦って欲しいですね。
3、ダウンを奪っての7ポイント差はどうかと思うけど、日本でやって判定負けでは言い訳出来ない。 こうなると、井上尚弥の「撃たせずに撃つ」スタイルが如何に凄いのかが良く解る。 拳四朗には、激闘型にスタイルチェンジしてからのダメージが蓄積しているだろうし、少し休んだ方が良いと思う。
でも、もしかしたら辞めてしまうのかな?
4、拳四朗はジャブを採点に取ってもらえていなかったですね。サンドバルは、常に拳四朗にカウンターを合わせる作戦を立ててそれを徹底した作戦勝ちでしょう。正直サンドバルに強さは感じなかったです。陣営は甘く見ていましたね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/558abfb92eb21061f53f136080d76de928322782,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]