国連安保理では、米国によるベネズエラ軍事作戦が議論された。米国は5日、マドゥロ大統領を拘束する目的で、軍の支援を受けた法執行作戦を実施。これに対し、グテレス事務総長は国際法遵守の懸念を表明し、中ロやコロンビアも法的根拠の欠如を非難。米国は戦争や占領を否定しつつ、ベネズエラの現状を危惧し、敵対勢力の活動阻止を主張。一方ベネズエラは国家の正常性を主張。国際社会では法の順守が必要との一致がみられたが、国々の対応は分かれた。

米国の無法を許すことは国際秩序全体への脅威である。今回の事件は単なる軍事作戦を超え、国家主権への挑戦であり、国際法の根幹を揺るがす行為だ。ベネズエラ問題における米国の姿勢は、地政学的な利権の追求が彼らの正義を上回ることを示している。これは国際社会全体のルールと秩序を歪める危険な前例を作りかねない。国益と「法の支配」を巧妙にすり替えるこの手法は、今後世界各地で繰り返される恐れがある。
問題の本質は3つある。同盟国による作戦への無責任な支持、国際機関の監督不足、そして独裁や腐敗を理由とした国家侵略の正当化だ。これを改善するには、第一に国際法違反を審査する独立した機関の強化が必要。第二に、自主的な安保理改革を通じた国の権力に対する制約。第三に国際社会全体で一致団結し、法の執行を徹底する枠組みの構築だ。
力と暴力によって「安定」を求める考えは人類の進歩に反し、秩序は権威ではなく合意によって築かれるべきだ。
ネットからのコメント
1、アメリカもそうですけど、その前に常任理事国の中国ロシアが国際法を守る気なんて更々無いうえに覇権主義剥き出しで、領土拡大の野心を隠さない状態ですよね?国連が全く機能していないです。国際法を律儀に守っている方が馬鹿を見る状態です。日本が中国ロシアに攻められたとして、そのどちらかが拒否権を発動したら国連軍は日本を守れないですからね?トランプ氏が自国を優先する事を公にしている事から、日本の防衛については他の国に頼れない状態である事を認識し、自衛の手段を深く検討しないといけないと思います。
2、グテレス事務総長は米国がマドゥロ大統領を拘束したことを国際法の規則が尊重されなかったと懸念を示した。国連は第2次世界大戦の戦勝国が常任理事国であり拒否権を持ち特別な地位が与えられていて常任理事国の1カ国でも拒否権を発動すれば何も決まらない。安保理はロシアのウクライナ侵攻も止められなかった。日本は国連加盟国中第3位の分担金負担国なのに常任理事国にもなれないなど道理に合わない。日本はGDPは下がってるのに分担率が高く多くの支援金を拠出する余裕はない。日本は国連支援は程々にして日本国・日本人の支援を優先した方が良い。
3、ロシアと中国が、米国の実施した軍事作戦を「国際法違反だ」と非難したという報道は、皮肉としか言いようがない。ロシアはウクライナに侵攻し、中国は台湾への軍事的圧力を強め続けている。その姿を見れば、日本で言うところの「自分のことは棚に上げて」という表現が、これほど的確な場面はないだろう。国際秩序や法の名を持ち出す前に、まず自らの行動を省みるべきだ。いずれにせよ、米国がこの局面でベネズエラへの対応を後退させる可能性は低い。
近く想定される対中交渉において、主導権を握り、より有利な条件でディールを進めるためにも、ここで弱腰な姿勢を見せる理由はない。国際政治は理想論ではなく、力と現実の計算で動いているのである。日本もこの時代をどう乗り切るのか、、早く時代について行かなければならない。
4、今回の安保理会合を見ると、国連が「懸念」を示す以上の実行力を持たない組織である現実が改めて浮き彫りになった。国際法違反を指摘しても、具体的な是正措置は示せず、事態を動かす力はない。一方で注目すべきは、ベネズエラ側自身が「各機関は通常通り機能し、憲法秩序も維持され、政府は全土を実効統治している」と強調している点だ。もし本当に統治が安定しているなら、大統領拘束後も混乱が起きないのは不自然であり、政権内部に米国と協力する勢力が存在し、事後対応が周到に準備されていた可能性を示唆する。国連は原則論を繰り返すだけで、こうした権力内部の現実には踏み込めない。その存在意義が形式的な調停にとどまっていることが、今回の事態でよりはっきりしたと言える。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/12c886d4eefb4c3581deecdcf0a0634fa91ea366,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]