2028年1月以降、プレイステーションシリーズで新作ゲームのディスク版生産終了が発表され、中古ゲーム市場に大きな影響を与える可能性が指摘されています。中古ゲームは長年、ゲーム文化を支える柱であり、2002年の最高裁判決では「中古ゲームの自由流通は合法」とされました。しかし、ネット認証や追加コンテンツの普及によりデジタルコンテンツの支配力が高まり、PS5などでディスクドライブを省く流れが進展。業界の収益構造を保護しつつ、中古市場の存在感を低下させる技術的な動向が見られます。一方で、この変革がゲーム文化全体にどのような影響を及ぼすのか、不透明な部分も残ります。
ゲーム業界のディスク廃止方針は、進化として評価される反面、文化面での懸念を拭い去ることは難しいです。従来、中古ゲーム市場は、収入に制限のあるユーザーにとってゲームに触れる大切な入り口であり、ゲーム文化を支えてきました。しかし、ディスク廃止により、その機会が大きく制限される恐れが出ています。
市場構造の変化に対応するためには、メーカーとユーザー双方の利益を考えた改良が必要です。
たとえば、1. 過去の名作ゲームのサブスクリプション解禁、2. 中古取引を合法的に認めるデジタルライセンス譲渡制度の導入、3. 廉価版配信の拡充などは現実的な解決策です。ゲーム業界が利益追求だけでなく、公平性やアクセス可能性を重視する姿勢を見せられるかが問われています。
消費者をゲーム文化の一員と考えるか、単なる購買者とみなすか——ここで問われるのは、企業の経営哲学と倫理観です。進歩と便利さは素晴らしいものですが、それが人々の楽しむ権利を奪うのであれば、本当の「進化」とは言えないのではないでしょうか。
ネットからのコメント
1、私自身、発売直後にゲームを遊ぶというより、数年たって評価の定まったタイトルをプレイすることが多く、その際は中古ソフトを購入することもあります。とはいえ、ゲームは趣味の中では比較的手の届きやすい価格帯ですし、良い作品を生み出してくれるクリエイターやメーカーに利益が還元される仕組みを維持するためには、ディスク版の終了やデジタル化の流れも時代の変化として受け入れるしかないのだろうと思います。
2、私も学生時代は中古売買を利用していましたが、今は利便性からDL版を利用しています。ストアではほぼ常にセールがあり、安い旧作との出会いという意味でも、当時中古屋で感じていたものに劣るとは思いません。中古ゲームがゲーム文化の裾野を広げてきた側面はあるでしょうが、新しい世代はデジタルネイティブです。往年のゲームユーザーの感覚が、そのまま今後も当てはまるとは限らないと思います。そもそも中古屋が儲かっても、メーカーや開発側にはほとんど利益が入りません。技術や販売形態の変化で中古流通を回避できるなら、中古市場に流れていた需要をメーカー側の収益につなげようとするのは、ビジネスとして自然な転換ではないでしょうか。
3、ドライブも製造終了が相次いでいてディスクを作るプレス工場も潰れているらしいですし原料高騰もあり生産量次第ではかなり割高になりそうなのも原因なのでしょうね将来的にレトロゲームとして残るのは今世代までになりそうですね。
4、学生の頃は新品を買うお金がなかったから中古をよく買っていたが、働き出したら使い勝手のいいDL版に移行していった。
とはいえ時たまある「大外れのゲーム」を買ってしまった時に「二束三文でも売り払う」ができなくなるのはちょっとしたデメリットでもある。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/ac5c6d22be6c3d0fed712f322a88c9cf87bf3ad6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]