広陵高校（広島）は、部内での暴力行為とSNSでの誹謗中傷が拡散された事態を受け、2025年8月10日に第107回全国高校野球選手権大会から辞退した。これにより、甲子園大会途中での不適切な事案による辞退は初めてのこととなった。広陵は大会前、3月に日本高校野球連盟から暴力行為に対して厳重注意を受けていたが、試合には出場。1回戦を3-1で勝利したものの、選手たちは重圧を感じていたと監督が振り返った。

2回戦で対戦予定だった津田学園（三重）は不戦勝となり、同校は「1回少ない経験での試合に不安もある」とコメント。過去にも不祥事による辞退例があり、甲子園の社会的意義には変わりないと大会関係者は強調した。

広陵高校の辞退を受けて、野球の現場における管理体制の欠如が浮き彫りになりました。特に、暴力行為に関する早期対応が不十分であり、チームや学校全体の対応の遅れがこの事態を引き起こしたことは見過ごせません。高校野球という場での公平な競技環境が脅かされたことは重大な問題です。このような事案を防ぐためには、学校のガバナンス強化と、部活動の監視体制を確立する必要があります。具体的には、暴力行為や不適切な行為に対する迅速かつ透明な処罰、外部機関による定期的な監査、選手へのメンタルヘルスケアの充実などが求められます。

高校野球は夢をつかむ場所であり、その価値を守るために、全ての関係者が責任を持ち、しっかりとした対策を講じるべきです。

ネットからのコメント

1、「甲子園の価値は変わらない」は、見る人たちに言ってもらうことであって、主催者側が自分で言う事じゃないだろｗ自分で言っちゃうことがどれほど恥ずかしいことか、立派な地位に上り詰めたもの凄い成功者なのに、なぜわからないのだろう。

2、今年に限っては、地方大会の段階で出場を辞退しておくべきであったと思う。広陵は力のある高校であり、出場すれば、勝ち上がる可能性が高く、勝ち上がることで問題を社会に露顕化させることにもなり、その結果が現在の悲惨な状況。問題が起きた以上は、非難を受けることは避けられないが、対応が違っていれば、ここまでのことにはなっていなかったはず。今年は地方大会から辞退をし、ここからまたやり直すんだという選択が出来なかったことが悔やまれる。名門校にとって甲子園への道を自ら閉ざすことはとても重い決断で簡単ではないことは理解できるが、物事の順序、筋道というものを考えると、やはり出るべきではなかったと言わざるをえない。

3、価値が変わらない訳ないやろ？高野連の会見では年間1000件以上の報告がある事も判明したし、暴力をやらないと行けない甲子園に価値なんて無い。野球部員や監督・コーチ等の暴力やいじめが発覚した時点で1年間の対外試合出場停止処分くらいにはしないといけないと思う。

4、2回戦で当たるはずだった津田学園にコメントを求めるのは違うだろ。まだ試合していないし、不戦勝の理由が理由でコメント求められても話すことなんてないだろ。そのコメント聞いて読者は何を感じるよ。内容によっては、また広陵批判が加速するだけだろ。もう少し学生スポーツの報道の仕方を考えるべきだと思う。