事件概要:米国は対イラン戦争を理由に、長距離巡航ミサイル「JASSM-ER」のほぼ全備蓄を中東地域に集中配備している。1発約150万ドルのこのステルス兵器は、太平洋地域や米本土などの備蓄から移送され、現在の世界で使用可能な数は約425発に減少した。戦争開始後の4週間で既に1000発以上が消費され、補充には数年かかる生産水準が問題視されている。イラン軍の防空能力は破壊されたものの、米軍の複数の戦闘機やヘリが撃墜されるなど、リスクが続いている。
コメント:今回の米国によるミサイル配備には、現状の異常さが顕著に現れています。兵器備蓄の約3分の2を単一地域に投入する行為は、一見戦略的であるように見えますが、実際には国際的な軍事バランスを大きく損ねるものです。特に、備蓄量が急減し補充に数年を要する状況は、他地域を脆弱にし、意図せずして国際的な緊張を高める要因となり得ます。
問題の本質は、軍事行動における短期的な戦略が長期的な備蓄管理を犠牲にしている点です。さらに、ステルス兵器への依存が高まり、より安価な兵器へのシフトが進むことで、一国が戦争に対応する柔軟性を大きく失いかねません。
これに対して解決策として、まず国際軍事備蓄管理の透明性を向上させる必要があります。次に、長期的な生産計画を見直し、戦時消費量を見越した即応生産能力を強化することが不可欠です。また、外交を通じた紛争緩和を最優先することで、兵器への依存度を低減させるべきです。
このような偏った軍事行動の結果、他の地域が予期せぬ脅威にさらされる事態を招く可能性があります。長期的視野を欠いた過剰な兵器使用は、国家の防衛理念と平和維持の本質に矛盾する行動と言えるでしょう。
ネットからのコメント
1、開戦前に2300発あったJASSM-ERが、開戦後わずか4週間でほとんどが使われたというのは、想像以上の消耗戦だと感じます。補充には数年かかるということで、その間に中国や北朝鮮との有事が起きたとしたら、一体どう対応するつもりなのでしょうか。F15EやA10が撃墜されたという報道もあり、安価な兵器に切り替えるという話も簡単ではない気がします。結局は、想定外を想定して備えるしかないんだと思います。
2、米国のミサイルは中東向けのみならず、旧社会主義圏、東アジアも賄う様に製造しています。
今回イラクを侵略するためにそれらの多くを割り当てることは、中東のみならず東アジア、ウクライナの状況悪化につながる可能性があります。イランの安価なドローンに対し高額なミサイルで防戦し、それを使いつくすということは割の合わない行動であり、ある意味戦術的に負けです。今回のトランプ氏とイスラエルの行動は、全世界に対しウクライナにおけるロシア以上の悪影響を与えており、今後全世界的に紛争が起こる懸念があります。日本も日米安保に頼るだけでは足りなくなる時が近いかもしれません。
3、一人のパイロットの救出劇をドラマチックに伝えて、一人の命も見捨てないとアピールする一方で、一つの国を廃墟にしようとしている訳だ。11月の中間選挙までに、圧倒的勝利の画を描こうと言う計画だろうけど、巨額の国防費を注ぎ込んで、アメリカの一般国民の生活をめちゃくちゃにし、中東を無秩序的混沌に落とし込むだけのこの戦争をアメリカ国民がどう判断するのだろう。
4、アメリカは、直ぐに撤退すべきだと思います。イランは、安価な兵器での反撃、アメリカは高価な兵器での攻撃、どうか考えてもアメリカの負けしかありません。
地上戦になれば、更にこの傾向は拡大しアメリカにとって良いことは何一つもないと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/88a734409f8ac37ccbc5d8c0e8a1740cf37b78f1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]