柏たなか病院(千葉県柏市)で、元看護師の51歳の女が入院患者の75歳男性の点滴延長チューブに大便を混入し死亡させた疑いで逮捕・送検された。事件は1月30日午前3時55分頃に発生し、防犯カメラには病室へ入り約1分後に退出する様子が記録されていた。院内の排せつ物保管室から大便を持ち出した疑いも判明し、過去の口論や「便注入、死ぬか」との検索履歴も確認されたが、容疑者は容疑を否認している。

患者が命を預ける病院で、医療従事者が疑われる立場となった事実は、社会全体の医療への信頼を根底から揺るがす深刻な問題だ。個人間のトラブルがあったとしても、医療という絶対に安全であるべき環境で命が危険にさらされることは決して許されない。問題の本質は、一人の資質だけでなく、異常行動を早期に察知し防止する仕組みが十分に機能していたのかという点にもある。
再発防止には、①薬剤や医療器具へのアクセス管理と監視体制の強化、②夜間を含めた巡回・映像確認など複数人によるチェック体制の徹底、③職員のメンタルケアと内部通報制度を利用しやすい環境整備を進めることが欠かせない。医療現場で最優先されるべきなのは効率ではなく患者の安全であり、信頼は「大丈夫だろう」という思い込みではなく、厳格な仕組みによって守られるものだ。
ネットからのコメント
1、看護師です。人として、同じ看護師として許されない行為です。人の尊厳を守る、その人らしく過ごしてもらうために治療と生活のサポートをする医療従事者が人の命を奪うだなんて。動機も気になります。この人がどういう人だったのか、以前から懸念されるような言動があったのか、この被害に遭われた男性とどのような関係があったのか、トラブルがあったのか、など、まだ詳しく報道を待ちたいと思います。報道では助産師までとっていると。助産師は看護師とってからじゃないととれない資格ですから、普通に考えればとても高い生命倫理観を持っていて当たり前、という風に思います。
ましてや、母子の命を尊ぶ仕事を目指していたはず。本当に何があってこんなことになったのか。とても気になります。
2、被害者とトラブルがあったのか。無差別でなく怨恨が動機ということなんですかね。事前にスマホで検索してたなら明確な殺意があったってことなので、看護師が患者を殺してやろうと思いながら院内をウロウロしてたんやな...恐ろしい。
3、大口病院の点滴消毒混入事件の後、点滴を補完するカートに鍵をかけたり、バックヤードにも防犯カメラを設置するなど、どの病院も対策を迫られたと思います。今回は排泄物ですか…院内の汚物室なども毎回施錠したり、排泄物を持ち出せないようにオムツの捨て方など対策させられるのでしょうか。こういう事件が起こるたび、関係のない病院でも対策を迫られ本当に医療現場で真面目に働いている人たちが気の毒でなりません。
4、病室という密室は医療従事者であれば、こうした一連の行為は“やろうと思えば”いとも容易くできてしまう環境にあると思っています。故に信頼と倫理感に強く依存して成り立っている環境に、不安になる医療者、患者も多いのではないかと思います。
こうした医療、介護施設は犯罪を想定した環境ではないため、そのような人間が紛れ込んだ場合には、犯罪の防止と立証は非常に困難になると思います。 ほとんどの医療者は高い倫理観のもとに従事しているとは思いますが、そうでない人がいるのもまた事実で、病気や怪我だけでなく 「医療者からも患者を守る仕組み」について、改めて対策を考えなければいけないと強く感じました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bac5bdef50b93675b935f23baad30dbcc3406138,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]