2025年7月、ラスベガスで行われたNBAサマーリーグに参加した河村勇輝が、シカゴ・ブルズの一員として活躍し、日本男子バスケットボール代表の問題を浮き彫りにしました。FIBAアジアカップで、日本はグループステージのシリア戦で31点差勝利、イラン戦で70-78の敗戦、グアム戦で102-63の勝利を収めたものの、準々決勝進出を決定する試合でレバノンに73-97で敗れました。
攻守の切り替えの重要性がある中、河村不在でポインガードのポジションが弱点となり、攻撃のテンポを上げることができない状況が続きました。テーブス海と富樫勇樹のプレーも期待を下回り、勝利に影響を与えました。
日本男子バスケットボール代表チームの結果に対する深刻な見直しが必要です。ポインガードのポジションにおける弱点は、特に河村勇輝不在という現実が示している通り、日本代表が世界の強豪と戦う際の大きなハードルとなっています。第一に、ポインガードのスキル強化と適切な選手選択が求められます。PGの重要性を考慮した精査が必要で、ゲームのテンポを速める能力を持つ選手の育成が急務です。第二に、選手間の連携強化、特に司令塔としてのPGとスコアリングプレイヤーとの連携を強化し、攻撃のバランスを取り戻す必要があります。
第三に、守備面でのアップグレードに焦点を当て、海外の強豪との対峙に備えることが肝要です。この現状は、単なる個々の選手の問題に留まらず、チーム全体の戦略設計と育成環境の欠陥といえます。日本代表が世界の舞台で本当に競争力を持つためには、これらの点を直ちに修正しなければなりません。
ネットからのコメント
1、Bリーグの日本人の役割が世界で勝てない理由の一つ。Bリーグでは、日本人はガードかスモールフォワードを任され、期待されていることは3Pなどの得点。シュートが落ちてもほぼオンザコート3の外国人がリバウンドしてくれる。次に期待されるのは3人の外国人を活かすパス。ディフェンスはマッチアップする日本人に3Pを打たせないこと。たとえ抜かれても外国人がブロックしてくれる。日本代表として外国と戦う時には、相手の3Pを防ぎつつも抜かれないディフェンスと、自力で局面を打開し得点する個の力が必要になる。が、Bリーグではその力を身に付けようとすると「外国人を活かそうとしない、セルフィッシュな選手」とされ、プレイタイムを得られないだろう。
現在のBリーグは世界に通用する日本人が育つリーグではない。
2、オリンピックの時も、河村と富樫以外はボールを運ぶのも苦労してましたからね。世界で通用する選手は、そんなにすぐにはたくさん出てくるわけではないでしょうから、ここからの育成が大事ですね。
3、ピック&ロールを主体に攻めるオフェンスでは、ハンドラーがボールを持ちすぎる事はよく見られます。富樫や河村はドライブやパス、シュートをすぐに行うので、持ちすぎることはないですが、テーブスやハーパーはどうしても持ちすぎているように思います。もちろん入らないシュートを考え無しに打てばいい訳ではないですし、チーム方針やパスの出しどころが無いなどはありますが、それらを含めてどうにか形にするのがPGの力量と言うことなのでしょう。正直前回のW杯からテーブスとハーパーにはそれが見られていたにも関わらず、何も改善が見られていないのは、選手が悪いのか、コーチ陣が悪いのか、現場の人間でないとわからないところではあります。
4、PGの次にボールを保持するのがCに限定されており、セカンドハンドラーとしてSGやSFがボールを受けに来るケースが少なく、受けた場合でもそこを狙われTOとなるケースが多かった。
DFでもスイッチミスでズレをつくられ、相手のフリーな選手に確実に決められていた。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e670d925909568277bff5a77e014df13e9fc5240,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]