ここ数日、シンガーソングライターのあいみょんが、ファッション誌『GINZA』9月号の表紙に登場し、左腕に控えめなタトゥーを見せたことで話題になっています。この小さな変化にもかかわらず、SNSでは批判的な声が多く、日本人のタトゥーに対する拒否感の根深さを浮き彫りにしています。特にJ-POPアーティストに対するタトゥーの拒否感は顕著で、YOASOBIのAyaseや優里も同様にタトゥーが物議を醸しました。
一方で、ロックアーティストのタトゥーは比較的受け入れられているようです。
この状況は、個人の自由が尊重されるべき現代社会において、依然として過度な同調圧力が存在することを示唆しています。日本社会の伝統的な価値観は強固で、多様な表現が批判の対象となりがちです。まず、芸術的な自己表現をより広く理解し、尊重する文化を育むことが求められます。また、教育現場やメディアを通じて、タトゥーの歴史や文化的背景を正しく伝えることが重要でしょう。さらに、公共の場での議論を通じて偏見を取り除き、個人の表現の多様性が受け入れられる社会を目指すことが必要です。文化の成熟とは、自らの価値観に固執せず、多様性を受け入れる力に他なりません。日本社会がこの点で進化することを願います。
ネットからのコメント
1、こういうタイトルがミスリードしているのだと思いますが、海外でもタトゥーは「誰でも当たり前に」やってるものじゃ無いです。
お堅い職業だけでなく、中流程度の人達は普通に違和感や抵抗あります。それをさも当たり前のように垂れ流し、結果将来後悔する若い人がかわいそう。個人の責任のもとにやれば良いけど、一般的では無いしやったら取り返しはつかないよ、という世界に幅広く共通する認識を広めるべきでしょうね。
2、日本の場合は古代ならいざ知らず、江戸時代以降でいうと、罪人の証であった入墨をごまかすために広範囲に刺青を入れたり、やくざが他人を脅すためにイキって入れるようになったので、忌避感が強いのだと思います。そして海外ではタトゥーは文化だと主張している人も多いようですが、確かに日本よりはタトゥーをしている人が多いものの、一部の宗教的・伝統的タトゥーや、アーティスト、軍人などを除き、ほとんどの国では育ちの良い人ほどタトゥーをしていないのが現実です。
3、『本当はこういう人だと思っていたのに、実際はこうだった』と言う自分の思い込んでた姿を本人に当てはめていた幻想であって、相手は元々そういった思考の人だっただけで何も変わっていないのに、そういった面を目の当たりにした時に否定的になるのは、本当の意味で好意的なものではなかったのだと思う。
犯罪を犯したわけではないのに、趣味嗜好をここまで言葉や文字にして叩くほど、日本人としての美徳を右に習えで当てはめなきゃ気が済まないのかな。
4、責任は全部自分持ち…で良いと思います。日本の歴史からすればどうしてもある職業のくりからもんもん(笑)、島流し脱走防止の手首のわっか刺青など、なかなか公共の場や子ができた場合など日本は受け入れが難しいかな。こればかりは好みだから良い悪いとは違う感じがするし、本人がそれでよければのお話かな。ただ、ある人から聞いた話だと肌がピンとしてる若い時は刺青もきれいだけど、加齢と共にダルダルになるらしい。なるほど…と思いました。全部理解して施しているんだと感じます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e2e72e8e21bf0fc7190459c952caac17985be61b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]