23日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、20日に表明したサウジへの海上封鎖の一環として、紅海でサウジ石油タンカー2隻をミサイルやドローンで攻撃したと発表した。サウジ側はジザン港周辺を航行中の「エンセリア」が被弾し船首で火災、乗組員は全員無事と確認。22日には5隻、21日には3隻が航路変更し、輸送コスト増の懸念が広がっている。

民間の石油タンカーを軍事圧力の道具にする行為は、地域紛争の範囲を超え、世界の生活基盤を人質に取る危険な暴走だ。紅海やバベルマンデブ海峡は一国の交渉カードではなく、国際物流とエネルギー供給の大動脈である。ここを攻撃対象にすれば、被害は乗組員、港湾、消費者、そして無関係な国々に連鎖する。問題の本質は、武装組織が国際航路を脅かしても抑止と監視が後手に回る安全保障の空白にある。必要なのは、第一に多国間の海上護衛と情報共有を即時強化すること。
第二に、攻撃主体や支援網への制裁を曖昧にせず資金・兵器供給を断つこと。第三に、航路変更時の保険、港湾対応、環境事故対策を国際的に整えること。交渉力とは民間船を燃やす力ではない。海を支配する者ではなく、海の安全を守る者こそが正当性を持つ。
ネットからのコメント
1、サウジアラビア産の原油が、ホルムズ海峡も、紅海南端のバベルマンデブ海峡も通過できない場合、残る経路はスエズ運河を経由する北方ルートのみとなり、運送期間とコストが大幅に増加するとのことで、これはサウジアラビアこそ怒ってしまうかもしれません。戦線が拡大しないよう願いたいところですが、先行き不透明感が強くなってしまいました。
2、イランが核開発を進めるということは、こういうヤ組織が核を持つことに他ならない。もともとイランは騙し討ちの被害者という立ち位置だったが、こういうテロ組織が表に出てくると、イランに妥協すべきではないという意見が強くなってくるのも仕方ないと思う。
3、こうした多くの国々を巻き込むイランのやり方だと、イラン革命防衛隊主導のイランの核保有は危険だという強い認識が一気に拡がりそうに思える。
そうした認識が広がった時が、むしろ国際情勢としてはかなり危機的な事態に陥る可能性が出てくるように思える。
4、これは、もう世界全体の石油を人質に取ったテロ活動以外の何物でもないのでは…都合が悪くなれば封鎖攻撃、要望が通らなくても同じ事で脅すもう、まともに交渉すら出来ないと思う
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ef9e900d80dd5237b296213114d89cf844f5c01b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]