日本の総理官邸で安全保障を担当する幹部が「日本は核保有すべきだ」と発言したことが報じられ、中国外務省の郭嘉昆報道官が厳しい懸念を表明しました。この発言は、国際社会において核兵器の拡散を防ぐための枠組みを脅かすものとされ、中国側は「もし事実であれば、深刻な事態」とする見解を示しました。郭報道官は日本国内での核兵器保有を企てる動きがあることを批判し、中国と国際社会は警戒を強めるべきと述べています。
また、核保有問題では国際正義と平和に関する一線を越える行為を慎むべきだと、日本をけん制しました。

この発言が公にされたことについて、国際社会は日本政府の核政策に対する懸念を強めざるを得ません。核保有問題は、単なる国内問題にとどまらず、国際的な安全保障体制そのものを揺るがす重大な課題です。仮に日本が核兵器を保有することになれば、東アジアの軍事バランスに悪影響を与えかねず、一触即発の事態を招く可能性があります。まず、日本政府は非核三原則を再確認し、国際社会に明確な姿勢を示すべきです。次に、国際的な非核化条約への一層のコミットを通じて、積極的な平和主義を再度強調することが求められます。また、地域の軍事的緊張を和らげるための多国間の外交努力を強化し、国際的な信頼を構築することが不可欠です。核抑止力に期待するのではなく、対話と協調を基軸とした持続可能な平和体制を築くことで、本来の国際的な安全保障の目的に貢献するべきです。
ネットからのコメント
1、高市首相の台湾有事についての発言を内政干渉と批判しながら、日本の安全保障や国防の問題に口出ししてくるのは筋が通りません。中国の批判はダブルスタンダードもいいところだと思います。日本の核保有の話題についてこれほど非難してくるのは、日本に対して軍事力による外交優位性を保てなくなるのを相当、危惧しているのかもしれません。日本の心配をするくらいなら、中国はまず自分たちの核兵器を全て廃棄し、国連の常任理事国として見本となる行動を示すべきだくらいは言い返してもいいんじゃないでしょうか。
2、核兵器を保有すべきと考えているが、現実には難しいと言っていたのじゃないの。核非保有という立場なら問題ないだろう。ま、中国もロシアも北朝鮮も核を放棄するなら、日本が核兵器を持つという選択をするのは私でも反対しますよ。そうならないし、中国もロシアも他国を侵略しているから核武装の話しが出てくる。
3、強力な核武装をしている中国共産党から言われることではない。現にウクライナを始め、ロシアや米国から侵略・攻撃された国は核を持っていない国ばかり。
日本の核の傘と言われている米国が反対しなければ、核保有したほうが抑止力が高まるんじゃないの。
4、そもそも、核保有国から日本の核武装について批判される筋合いはなく、日本の安全保障のために核武装の議論は必要だと考えている。特に中国、ロシアや北朝鮮から文句を言われることは心外だ。中露北が核を保有せず挑発的、威嚇的でなければ、日本から核保有の話は出ない。本事案をきっかけに、日本国内での核武装論が中国に認識されたこと自体に効果があり、中国の威圧、威嚇が日本の核武装に発展するリスクを示したことは意義があったと考える。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/33e6ec052bdb0b8d8b60b064a83e4d4a0fbe92ae,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]