28日夕、熊本県で最大震度7を観測した地震により、熊本市の国特別史跡・熊本城で石垣の一部崩落が確認された。熊本城は平成28年の熊本地震でも大きな被害を受け、石垣は全体の3割弱に当たる約2万3600平方メートルが崩落。天守閣は令和3年に復旧したが、本丸御殿と宇土櫓は2032年度、城全体の完全復旧は2052年度を予定していた。今回の被災で、復旧計画のさらなる長期化が懸念されている。

熊本城の被害は、単なる自然災害の話ではなく、重要文化財を守る体制が長期的な災害リスクに十分対応し切れていない現実を突きつけている。復旧に数十年を要する計画の途中で再び大きな被害を受ければ、時間も費用も積み重ねた努力が何度でも振り出しに近づいてしまう。文化財は「壊れたら直す」という発想だけでは守れない。第一に、地震リスクを前提とした補強技術や監視システムへの継続投資を強化すること。
第二に、国・自治体・専門機関が連携し、災害発生時に即応できる復旧体制と予算を常設化すること。第三に、3D測量やデジタルアーカイブをさらに充実させ、被災後の復元精度と作業効率を高めること。歴史は失われてから価値を語るものではない。未来へ引き継ぐ覚悟があるなら、災害のたびに同じ課題を繰り返す仕組みこそ、今こそ改めるべきだ。
ネットからのコメント
1、石垣の復興作業だけでもかなりの熟練度が必要なのだと以前NHK の特集番組でやっていた。当時と同じ石垣に修復するために何万とある大きな石に番号を振りひとつひとつ丁寧に手作業で積み上げていた。途方もない作業。それが今回の地震によりまた振り出しに戻ったのではないか。復興作業を担う職人たちのモチベーションが心配になる。
2、実は地震の速報を聞いた瞬間に真っ先に思い浮かんだのが、熊本城の石垣修復工事への懸念でした。残念ながら案じた通りの状況。いつまでも果てることのないような作業になることは必至で、このまま復旧作業を続けることが本当に適切なことなのか、私自身、判断し難い気持ちになりました。
3、歴史的な建造物も価値があり大事だが、今は人命救助優先で。復旧するにもそこに住む人がいなければ意味がない。なんとか一人でも多くの人が助かりますように。あと余震もそうだけど、遠方の我々だっていつ同じ被害に遭うかはわからない。こういう時はいつもよりも警戒して過ごしましょう。
4、加藤清正が作った石垣が相当優秀だったって事だな。今までにも大きな地震に何回も耐えてたのだから。しかし、何度もこんな地震が来るなら、復旧方法を考え直す時期に来るのかも知れない。今の最新の技術で地震に耐えるような方式に変える事も考えた方が良いように思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7f8d26d64b23b8b7821477df9af879d06c569f29,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]