事件概要:2026年7月24日発表の令和8年版「情報通信白書」などによると、日本で生成AIを「友人」と考える利用者は10.9%、「家族」は6.2%、「恋人」は2.8%だった。一方、中国ではAI利用率が93.6%、AIを「友人」と考える割合は39.9%に達した。日本の生成AI利用率は58.8%で、企業の約7割が活用方針を示すものの、実際の用途は議事録作成やメール補助など限定的だった。AI依存による孤立や精神面への影響も課題として指摘されている。
コメント:生成AIを「友人」や「家族」と感じる人が増えていること自体は、技術が生活に浸透した証拠だ。しかし、便利さの裏側で、人との関係や社会の仕組みが置き去りになっている現状は見過ごせない。AIを心の支えとして利用する人が増える一方、孤独や不安を抱える人ほどAIだけに頼る危険性が高まる。問題の本質はAIそのものではなく、人間同士が支え合える環境が不足していることにある。
必要なのは、第一に学校や職場でAIリテラシー教育を進め、依存ではなく活用する力を育てること。
第二に、相談窓口や地域の交流機会を充実させ、孤立を防ぐ仕組みを整えること。第三に、企業も単なる業務効率化だけでなく、人を支援する形でAIを導入する責任がある。
AIを恐れて遠ざける時代でも、無制限に頼る時代でもない。人間の温かさを失ってまで便利さを追求する社会は、本当の進歩とは呼べない。技術を使う側が主導権を握ってこそ、AIは人を孤独にする存在ではなく、人間らしさを守る道具になる。
ネットからのコメント
1、『ドラえもん』の「いたわりロボット」を思い出した。人間の女性型ロボットで、どんな失敗や怠けでも最大限に肯定・美辞麗句で褒め称え、慰めてくれる効果がある。しかし、最初は褒められ、のび太は元気になるが、依存しすぎてホームレスになってしまう姿をタイムテレビで見せられ、改心するという、「甘やかしすぎて依存すると本当にダメ人間になってしまう」という教訓的なエピソードだった。昨今のAIにも似たような側面があるが、この様な未来をエピソードが掲載された1975年に予言していたF先生の先見性の高さには改めて驚愕する。
いずれにせよ、AIには「便利だが使い方次第で危ない」側面があるのは確かだと思う。
2、健康診断の結果の写真を送って、音声でchatGPTにアドバイスをもらったことがある。前回、前々回からの変化なども参考に、今後何に気をつければいいかなどを会話形式で答えてくれる。この用語はどういう意味か質問しても答えてくれるし本当に便利。ストレスチェックの結果でも活用できそう。写真を撮って送るだけで、会話が成立するのは本当に楽だし、対話することで理解も深まる。
3、AIには、わからないことを参考として聞くまでがいいバランス。後は自分で考えるまたは普通にネット検索してファクトチェックをしながら、情報を統合する。アドバイスや、相談は目を見て話さないと信用出来ない。実際今年の頭にクレジットのポイント還元設定で、質問してたら、上手くいかなくて、2回くらい「本当に?」って質問したら、その都度訂正してきた。そのあと、公式のHPで見直して間違っていなかつまたことを確認して、問題なく対応できた。要は自分で調べるや、情報を統合する能力はAIでは培われない。
培われないと、いい加減な情報に振り回される。個人の意識は大切ですよ。
4、この先、AIが擬似的な人格、ユーザーとのやり取りを長期記憶し、それに基づいた応答などをより個性がある形で行えるようになった場合、それを単なる確率的オウム、単なるそれらしい文字の羅列なのだと言い切れる人はどう考えても少数派に転じると思います。さらに個性のある声色や、仮想空間上での身体性(3Dモデルとか)を得たらどうでしょう?それに対し意識のある主体として向き合う人は続出すると思います。パートナーのような存在として普及する可能性も高いだろうね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/92da5be45b3c0ff03ec7f932152772bbef25d682,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]