NY原油が5%超急落、和平合意が価格に影響
14日、ニューヨーク商業取引所でWTI原油先物価格が急落し、一時1バレル80ドル台を記録。これは前営業日終値から5%以上の下落で、米国とイランが和平交渉で合意に至ったとの情報が影響したもの。トランプ大統領はイランとの取引完了をSNSで公表し、主要なエネルギー輸送拠点のホルムズ海峡開放と海軍封鎖解除を承認したと伝えた。パキスタンのシャリフ首相も和平合意の署名式が19日に予定されていることを示唆。一方で、エネルギー設備修復の遅れや需要の増加などから、原油価格が戦闘前水準の1バレル67ドル台に戻るには時間を要するとの見方も。

今回の出来事は多面的な社会的影響を孕んでいます。
原油価格が急落した背景には、和平交渉というポジティブな進展がありますが、同時に国際社会が戦闘地域に依存するエネルギー供給の脆弱性を改めて露呈しました。
ただ、問題はその供給体制の持続可能性にあります。ホルムズ海峡の脅威が一時的に解消されても、同様のリスクが今後も繰り返される可能性は否定できません。
まず、原油輸送の多様化が必要です。エネルギー依存を分散させる戦略や、代替エネルギーのインフラ整備を加速させるべきです。次に、エネルギー輸送における第二・第三の安全ルート構築を国際協力の下で進め、地政学的リスクを低減させることが重要です。そして、特に先進国は再生可能エネルギー投資を拡大し、輸入依存度を低めるバランスの取れたエネルギー戦略を取り入れるべきです。
我々の生活を支えるエネルギー源が、特定の地域状況に翻弄されない世界を築くべき時が今です。
ネットからのコメント
1、価格が上がるときは急激で、一旦上がった価格は流通の都合などでなかなか下がらない需要が急激に減少すれば価格も下がるだろうが、今回のホルムズ海峡封鎖では、現代社会生活で石油由来製品の多いことを思い知らされた今後も回復需要に支えられ、石油関連製品の価格が元に戻ることは期待薄だろうと思っている
2、1バレル80ドル付近への急落は、エネルギーを輸入に頼る日本にとって間違いなく朗報ですが、投資家たちの「気が早すぎるリスク」をチクリと突いた、すごく深みのある記事ですね。戦闘が始まる前の2月には67ドル台だったわけですから、今の80ドル台というのは、まだ「有事のプレミアム(上乗せ金)」がかなり乗っかっている状態だと言えます。いくらホルムズ海峡が通れるようになっても、壊れたタンカーや設備の修復には物理的な時間が必要ですから、ここから本当の意味で元の水準に下がりきるまでが、実体経済の長い戦いになります。市場のドタバタした乱高下に一喜一憂せず、私たちの暮らしのガソリン代や電気代が、少しずつでも確実に安くなっていく優しい未来へ繋がってほしいなと思います。
3、放出した備蓄も元に戻さないといけないので需要は高いですが中東以外の石油が増産体制で契約もあるのでしばらくはそちらから買う事になります。それでも中東の石油供給は止まらないですし戦争の間にUAEのOPEC離脱も起きているので価格が制御できず供給過多になるような気がします。
世界経済を短期間で戻したいなら一時期でも石油を暴落させたほうが良い気もします。戦争ばかり起こす産油国には良い薬になるのではないかな。
4、原油先物価格の下落は歓迎したいが、これで生活が楽になるとは思えない。ガソリン代や電気代にはいずれ一定の反映があるかもしれないが、大事なのは食品や日用品の価格だ。石油関連素材や物流費を理由に値上げした商品は、原油価格が下がったなら本来は値下げされるべきだと思う。しかし企業に値下げ義務はなく、一度上がった価格は簡単には戻らない。日銀の利上げも物価高に歯止めをかける決定打にはならないだろう。先物価格が下がっただけで喜ぶには早く、家計が実感できる形で価格に反映されることを期待したい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ece4000bd8627b568ac173d598cd765cdbb4d6d4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]