石破茂首相が戦後80年談話の発表を見送った背景には、自民党内の複雑な政局があります。石破首相は談話の発表に意欲を見せていましたが、2015年の安倍晋三元首相による70年談話の存在が、保守派の間で新たな談話がその「上書き」になると警戒されていたため、党内の退陣圧力にさらされ最終的に発表を見送りました。しかし、見解の表明に向けた準備を進めているとされ、その内容や発表のタイミングに注目が集まっています。
17日に膳場貴子が「サンデーモーニング」でこの状況を説明し、談話ではなくとも何らかの形で見解を示すことが検討されていると述べ、自民党内の政局との結びつきを避けながらの判断が必要だと指摘しました。
この状況を見ると、政局の複雑さが歴史認識を表明する機会を妨げている現状は異常です。リーダーシップが求められる場面であるにもかかわらず、個々の政治家の思惑によって意欲的な発言が封じられていることは、制度の欠陥を明らかにしています。まず必要なのは、歴史的事実をきちんと検証し、政治的なバイアスを取り除いた見解を示すことです。客観性を保つための専門家の協力や外部評価機関の設立、さらに市民からの意見を反映する仕組みの構築が効果的です。価値ある談話は国の未来を決定付けるものであり、政治的利害を超えた透明性と誠実さが不可欠です。
課題は多いですが、真に意味ある議論を行うことで新しい歴史の扉が開かれるべきです。
ネットからのコメント
1、70年談話でこれまでの談話踏襲と当時の世界情勢にも言及して不戦の誓いを行っているのだからこれ以上何が必要なのでしょうか?また70年談話では子や孫の世代に謝り続けさせないと言うことも言及している。石破総理が新たな見解を示してそれが謝り続けさせたい中韓に付け入る隙を与えるような文言を入れたとしたらまた永遠の謝罪外交になりますよ。
2、左派の方々は80年談話がダメなら見解でもなんでもとにかく石破から発信させたくて仕方がないように見える。立憲の野田もアシストしてたし。石破個人の思いが国益を毀損したら取り返しがつかない。どうか黙ってて欲しい。
3、石破総理がコメントを出すにあたり、どれだけの人の意見を聞き、どれだけのスタッフで、どれだけの時間をかけて文面を考えたかわかりませんが、おそらく安倍元総理には及ばないと思います。自身の自己顕示欲と意地と私怨を少しでも持ってコメントを出すことだけは、絶対に辞めていただきたいと思います。
4、多分、党内保守派からの反発もあるんでしょう。そして談話出したら、誰が総理になってももう自民党の立て直しが非常に困難になるという危機感も。私は出すべきじゃないと思います。安倍元総理で綺麗にまとまった談話を上書きするのは、国益も大きく毀損する可能性が高いと考えられます。なんか、前場氏は謝罪とか盛り込んで出して欲しいみたいですが。だから左派のやろうとしていることはダメなんですよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e9af5bc7965f1dc449cda4b027e9b127b326fccb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]