21日、川崎市のポル・メド・テックと湘南鎌倉総合病院は、遺伝子改変ブタの腎臓を人に移植する治験に向け、ブタの生産開始を発表した。2027年度に治験届を提出し、2028年にも開始予定。27年中に摘出施設を2カ所整備し、30年の条件付き承認、33年の標準治療化を目指す。ブタは69カ所を遺伝子改変し、拒絶反応やウイルス感染リスクを抑えるという。

重症腎不全患者に新たな選択肢を示す意義は大きい。しかし、命に直結する医療を「希望」の名だけで前に進めるなら危うい。異種移植は拒絶反応、未知の感染症、長期的な安全性、動物福祉まで絡む巨大な社会実験でもある。問題の本質は、先端医療のスピードに対し、監視・説明・責任の仕組みが追いつくかどうかだ。企業、病院、行政が熱意を語るだけでは足りない。まず治験データと有害事象を可能な限り公開すること。
次に、感染症・倫理・患者団体を含む独立監視機関を置くこと。さらに、患者への説明文書を平易化し、撤回権や長期追跡の負担まで明示すること。加えて、動物管理施設の基準と査察結果も公表すべきだ。医療の進歩は称賛されるべきだが、密室の進歩は信頼を失う。命を救う技術ほど、光の下で鍛えられなければならない。
ネットからのコメント
1、父が慢性腎不全で透析を受けていますが、生かしてもらっていて有難いとは言うもののやはり週3回、太い針を刺されての長時間透析は、体への負担も大きいようで大変そうです特定疾病という状態になるので医療費の個人負担は幸い大きくはありませんが、保険負担としては毎月大きなお金がかかっています異種間腎移植は海外例を見てもまだまだ懸念が大きく、今後の改良が必要な技術だとは思いますので、父が生きている間に普及というのは難しいかもしれませんが、今後の腎臓病患者の選択肢の増加、また長い目で見た時の透析やそれに伴う様々な病気の保険料の削減と繋がっていく事を期待しております
2、豚は人間ですと3歳児程度の知能があります。
鏡の前では自己認識します。当然痛みもわかります。食用と同じく臓器を提供してくれる命のありがたさだけは忘れないようにしたいです
3、私たちの医療は沢山の命の犠牲があって成り立っているのはわかっているし、これだけに異論を唱えるのは偽善かもしれないけれど、人のためだけに、また腎臓を欲するためだけに命を増やすのかとつい思ってしまいました。移植用の腎臓を得るために豚を生産するのと、人を生産するのと何が違うのだろうか。後者は非道となり前者は大々的にプロジェクトとなる事に違和感を感じるのは気のせいだろうか。豚はなぜいいのだろうか。言葉がわからなければいいのだろうか。人の形をしていなければいいのだろうか。なぜ私は肉を食べるのだろうか。人の肉は食べないのになぜ豚肉は食べるのだろうか。何を疑問に持とうと全て偽善でしかないのだろうか。
4、動物の臓器をヒトに移植できるようになったのは科学技術が進歩した成果では有りますが、命を使わざるを得ない点ではまだその進歩は途上ともいえます。止められないのであれば、一日も早くこのような命を使わなくてもよいくらい科学が進歩してほしいものです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7c5ea3e60e4cbaa67944db4e5e41e939336f8f58,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]