【事件概要】
2024年7月31日、静岡県伊東市の田久保真紀市長は記者会見を開き、学歴の不正疑惑を巡って一時示していた辞職の意向を撤回し、市長職を続ける考えを表明した。会見では、自身が大学を卒業していなかった事実を6月末に初めて知ったと説明。在籍期間証明書により、平成4年3月31日付で除籍されていたことが確認されたという。
学歴詐称の指摘により混乱が生じたことを深く謝罪しつつ、市民の声を受け改革継続の決意を語った。新図書館建設中止やメガソーラー白紙撤回などの公約実現に引き続き尽力するとしている。
【コメント】
経歴に関する重大な誤認が、地方自治体のトップである市長から公に語られる異常事態に、ただ驚くばかりだ。卒業していない大学を「卒業」と誤認していたと述べるが、それは市民からの信頼を前提とした「公人」として許される認識の甘さではない。問題の本質は、学歴という基本情報が曖昧なまま当選し、その後の経緯でも真相の究明より自己保身が優先されたことにある。改革を掲げて当選した首長であればこそ、自己の不明瞭な経歴は選挙民への重大な裏切りである。
まず、1)選挙時の経歴表示義務の厳格化、2)地方議員・首長候補者の公的な経歴確認制度の創設、3)公職者に対する第三者機関による調査と検証体制の整備が必要だ。
自治体首長が、無意識にであれ事実と異なる経歴を掲げ、それが「信念」や「改革」という言葉で覆い隠されることを放置すれば、地方自治は虚構の上に立つことになる。
美辞麗句の裏にある「説明責任の不履行」と「市民感情の軽視」こそ、もっとも深刻な問題だ。市民の信頼を得るには、言葉ではなく事実と透明性しかない。
ネットからのコメント
1、この会見をもってマスコミ各社は田久保市長を過剰に取材したり放送したりするのはやめた方が良い。くだらない内容の会見に付き合わされて、田久保はどんどんつけあがるだけ。今後は警察の捜査状況や市長の不信任決議提出等、田久保の周りの動きを追えば良い。本人に話を聞く必要はない。本人に聞いても、嘘と偽り、論点の合わない話しか出ないのだから。辞任に追い込まれるまでの動きだけ田久保の周りを取材してニュースで流してくれたら良い。
2、負けないで欲しいと言われるらしいが、意味がわからない。全て自分の嘘から始まっているのに批判する市民が悪いと言う言い草ではないのか?そもそも公職選挙法違反で当選自体が無効。言った言わないではない。
本人が卒業した認識でいること自体が虚偽にあたる。卒業したかどうかわからないなんてありえない。恐らく単位なんかほとんど取れていない。そもそも4回生にもなれてないんでしょ?大学は名誉のために声明を出すべき。民間会社ならクビ。兵庫県よりも酷い。一時でも今後民意が得られることはない。辞めさすことが出来ないことに驚きます。伊東市民に同情する。
3、市民からの付託を得た公約を守るため、という見かけ上の公益を盾に、市長の椅子に座り続け、逮捕や立件を免れる作戦、と言えると思います。百条委員会に出席して、卒業していないと聞いたと語った知人の証言の信憑性は高いのに対し、市長は出席を拒否しているわけですから、話に信用がありません。卒業証書なるものを悪意を持って学籍詐称に使い百条委への出席を正当な理由なく拒否したという疑惑は深まったと言えますので、これは警察が逮捕に及んでも何らおかしくないのではないでしょうか。伊東市長が全国に恥を晒し続けるのは本人の意思ですから結構ですが、それは伊東市が全国に恥を晒しているということでもある、ということを市民はもっと深刻に受け止め議会や警察に働きかけるべきです。
4、行政のトップって魅力的なんだね。遅く来て早く帰れてそれなりの給料がある。お金に執着するとウソついてまでしがみつこうとする。覚えてなくてもあなたが卒業してないとか除籍になったとかどこかで話たから証言する人が出てくるんじゃないのかな。よかれと思って卒業証書を作ってくれた友人達がかわいそう。ずっとウソついてきたんだから卒業してないとか言ったのもウソだったのかな。この市長がこれから何を発言しても信用はされないでしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a89737fbccf0b82119cabe28ada81ee39a43d7f2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]