300文字以内でまとめ:
自民党は、労働基準監督署の残業時間をめぐる指導運用について見直しを提言する方針を固めた。現在、月45時間以内の時間外労働が原則とされるが、今回の提言案では、企業が違法な残業を回避しやすくするため、労基署が36協定や特別条項締結を支援する役割を担うことを求めている。さらに、「一律で月45時間以内の時間外労働を求める指導」の見直しも含まれている。この提言は、高市早苗首相の「労働時間規制緩和の検討」に基づき、夏の「骨太の方針」への反映を目指している。しかしながら、こうした措置は残業削減の後退につながる可能性があり、労働者の健康被害や長時間労働の助長が懸念されている。

この問題には【批判型】のコメントが適すると判断します。
労基署指導の運用見直しを求める今回の提言は、労働環境保護という基本理念に反しているといわざるを得ません。
残業時間規制を緩和する動きは、一見効率向上や働きやすさの拡大を狙った政策に見えますが、実際には労働者の健康や生活に著しい負荷を与えるリスクを伴います。
本質的な問題は、そもそも長時間労働に依存する労働文化と、それを支える制度の欠陥にあります。例えば今の36協定や特別条項ですら、既定の上限で健康リスクが危惧されています。この制度をさらに柔軟化することは、企業に対する監視と制限の放棄に等しく、結果的にブラック労働の増加を招きかねません。
解決策の一つ目は、36協定や特別条項を厳格化し、長時間労働の抑制を徹底すること。二つ目は、企業の生産性向上を促進するためのテクノロジー利用や業務効率化の推進。そして三つ目は、労基署の役割を企業の違法行為是正に集中させ、監督機能を強化することです。
「働き方改革」の名の下で緩和される規制が、社会の弱者である労働者の健康や利益を脅かしてはなりません。長時間労働を否定する価値観こそが、持続可能な社会の基盤であることを強調します。
ネットからのコメント
1、私は氷河期世代で、色々な職場で非正規を強いられてきました。
36協定の特別条項を結んでいない企業はないと言って良く、最低賃金で目いっぱい使われる日々でした。(残業代が出てようやく、暮らしていける賃金でした)つまり現状では36協定の特別条項がある以上、通常の36協定の月45時間制限をどうこう、というのはあまり意味がありません。残業しなくても、十分な暮らしができるような賃金が出る世の中にする方が、先決ではないでしょうか。
2、働けばその分税金も搾取しやすくなるからそこに目をつけた感じなんでしょうね。しっかり残業代を払う企業ならまだしも未だ中小零細の意識の低い会社は残業代を支払っていませんし、長時間労働隠しをする企業すらいるのも実情。残業を増やすなら明確に残業代支払いと法令も厳しくするのであれば、見直しすればいいと思うけど、おそらくそんなことを考えていそうな方々ではなさそうですし、また悪い方向に進みそうな気がする。
3、会社の中には、季節ごとに仕事量の偏りがある所も多い。それなのに、毎月の残業は何十時間までとかむりでしょ。そして3月決算が多いのに、社会保険料の算出基準が4〜6月の給料で決まるのも止めてほしい。
決算、新年度始まりの時は残業も増える。農業や漁業も雪の降る地域なら、仕事が始まり、関連企業も一気に忙しくなる。学校関係も忙しいし、税務署なんかも2〜3月、それ以降も忙しい。契約している基本的な時間で社会保険料決めるならわかるけど、残業とかも含めて決められたら、この季節に多忙な職場の人は税金高くなるよね。
4、働き方改革の規制緩和を検討するのであれば、勘違いしないでいただきたいのは…残業をしたくてしている人は少数だということ。残業をしている理由の多数は、「残業をしないとまともな給料・手取りにならないから、生活していくためにしている」だと思います。とくに、基本給がなかなか上がらない中小企業で働く、現役世代の皆さんには多いのではないでしょうか?中には、人手不足や仕事量が多い、などという理由もあるとは思います。基本給が上がって、残業しなくても生活していける水準まで手取りが増えれば、残業なんかしたくない。家で帰ってゆっくり過ごしたり、プライベートな時間を大切にしたり、したい人が多いと思います。
中には、本当に仕事が好きだけど、労基法により制限されているという人もいるとは思います。なので、規制緩和自体は否定しませんが、給料・手取りが増えれば、だいたいのことは解決すると思いますね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/16bf8d9f721e02b9dd8d142040afd013cbc90965,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]