2019年7月、鈴木さん夫婦は秋田県大館市で生活を開始したが、妻は夫の転勤に伴う希望異動が認められず、約2年半勤めた金融会社を退職。その後、夫の転勤が約1年に1回続き、見知らぬ土地で孤立した子育てを強いられた。2022年に長男が誕生後、育児や仕事探しの負担が増加。最終的に夫の故郷への転勤希望も通らず、夫は7年間勤務した会社を退職し家族で郡山市へ移住した。

会社都合の転勤によって、家族の生活基盤や個人のキャリアが簡単に崩される現状は、もはや時代に合っていない。本人の意思を十分に確認せず「会社員なら従うのが当然」とする制度は、働く人の人生を人事配置の一部として扱う危うさを抱えている。問題の本質は、転勤そのものではなく、家庭や将来設計を無視した一方的な運用にある。改善には、①転勤前の本人同意を原則化する、②育児期や介護期には地域限定勤務を認める、③転勤理由やキャリア上の利点を明確に説明する、④テレワークなど代替手段を積極活用することが必要だ。
企業が守るべきなのは昔ながらの制度ではなく、そこで働く人の人生である。人を大切にできない会社が、長く選ばれる時代はもう終わっている。









ネットからのコメント
1、自衛隊なんかも転勤が非常に多い仕事として有名ですし、そのご家族の苦労は大変なものだろうと思いますね。しかし年1回の転勤というのはちょっとひどいですね。これでは奥様も当然しんどいですし、お子様もストレスは相当なものだったことでしょう。
うちの会社もかつては問答無用で転勤が行われていましたが、今は事前に転勤の可否を打診して、不可であれば無理強いはしなくなりました。どうしても行く必要があれば最小限の日数でウィークリーマンションなどを借り上げて、業務が落ち着けば元に戻るというやり方をしています。転勤転勤の会社はこれからは人も雇えず人手不足倒産してしまう時代でしょうから会社もやり方を変えていかなければですね。
2、転勤がある職種や会社だとあらかじめ分かっていれば、就職する段階や結婚を決めるタイミングで自分たちのライフプランと両立できるかをしっかり検討した上で判断材料にすることもできますよね。問題は、入社時にはそこまでの頻度や過酷な転勤を想定していなかったり、ライフステージが変わった後に柔軟な選択肢(エリア限定制度やリモートワークなど)が全く用意されていないという、企業の硬直した仕組みにある気がします。
3、転勤すると必ず住居は変わります。そうするとエアコンが備え付けてあったりなかったり、部屋数も都会か地方かで変わるので必要台数も変わります。
カーテンや照明なども含めて結局都度捨てたり買ったり。冷蔵庫は引越しの振動でダメになりやすく、買い替え頻度も上がる。寒冷地では冬タイヤや暖房燃料代もかかり、帰省費用も不安定。友人は転勤のたびに疎遠になったりして安定しない。転勤の頻度、地域も事前に想定しきれず。アウトドアで行う趣味なら土地によってはできたりできなかったり。振り返ると、時間もお金も労力も、家族と会社の人以外の人間関係も、実に落ち着かない人生です。人間の幸福の大前提には、定住という要素がとても大きいのだと思います。巻き込まれる家族は記事の方のように翻弄されざるを得ないですね。定住して夫婦ともに正社員で働ける方が世帯収入も確保できるし子供も落ち着きますよね。
4、私は東京志向が強い人間でした。新卒で全国に支店のある会社に入社して、入社式までは千葉勤務だと言われていたのに、まさかの郡山(福島)勤務。3ヶ月で辞めてやろうと思いましたが、想像を絶する福島の温かみに触れて今は一番大切な土地になりました。ただ転勤して合わなかった土地もあります。
内向的な人はしんどいと思いますね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/06b2131677d76ac53c8da4606d4d3e6939dea145,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]