東京・杉並区のアパートで15日午前10時頃、家賃滞納による立ち退き強制執行中に住人の山本宏容疑者が執行官2人を包丁で刺傷し、保証会社に勤める60代男性が死亡、もう1人も病院へ搬送される事件が発生しました。山本容疑者は「自暴自棄になり、自分の人生がどうなってもいい」と供述しており、生活苦が引き金となったとみられます。また、「殺意はなかった」とも話しており、警視庁が事件の背景を捜査しています。

この事件は、多くの社会的課題が交錯する異常脱線の一例です。絶望感から凶行に至った容疑者の行動は断じて許さるべきではありませんが、その背景には現代の家賃保証・住宅問題が透けて見えます。一つ目の問題は、生活困窮者への住宅支援対策の不備です。公的機関による支援の手薄さや社会福祉制度の煩雑さが、追い詰められた者に逃げ場のない状況を作り出しました。
さらに、精神的ストレスや孤立感を助長する現代社会の風潮も原因の一端と考えられます。
具体的な改善策として、まず自治体による生活保護制度のさらなる周知を進めるべきです。また、家賃滞納者への段階的フォローアップ策を法律で義務化することで、立ち退きに至る不幸な状況を未然に防ぐことができます。そして、精神的支援を含む地域コミュニティの拡充も重要です。こうした制度改善は長期的に生活困窮者への安全網となりうるでしょう。
人が住む「家」は単なる物理的構造ではなく、彼らの尊厳や社会的な存在意義を支える根底でもあります。その価値に対する社会全体の認識の欠如が、今回の事件を招いた要因のひとつです。この機会に改めて、住宅政策の見直しと困窮者支援の重要性を強く提言します。
ネットからのコメント
1、家賃払えなくなったら出るしかないじゃん……そこに住みたかったら、なんとか稼ぐか、働けなかったら生活保護を申請するとか。人を刺しちゃうくらい思いつめるなら、違う方向に動けばよかったのに。世の中、みんなお家に住みたくて、ごはん食べたくて、頑張ってるんだよ。
刺された人だって生活のために仕事していただろうに、家族もいたかもしれないだろうに、気の毒だよ。で、犯行をしたほうは刑務所で生活の心配をしなくてもよくなったという訳ですか。理不尽。
2、私は約25年程前、消費者金融の支店長をしていた経験のある人間です。この事件のようにお金のトラブルは決してなめてはいけません。当時、回収部隊の最前線に居た私は数え切れないくらい延滞者の自宅を訪問しました。いまでも鮮明に記憶していますが、30代くらいの男性延滞者の自宅を訪問した時の話です。この時、本人に会えず近くの公園で母親と会話していましたが、突然本人の姉(精神不安定)が私の姿を見て奇声を発し「お前。まだこんなところにいるのか(怒)」と叫んで猛然と私の方に向かって来ました。当然私は目の前で立ち止まると予想していましたが、そのまま突進し、私を押し倒して顔をかきむしりました。不意を突かれた私はなす術もなく顔に怪我を負いました。債務者なので当然お金もなく、私は全くのやられ損となりました。これは本当に私が経験した話です。
お金のトラブルはなめてはいけないと思います。
3、追い詰められていた気持ちは分からなくもありません。でも、それでも人を刺していい理由にはなりません。立ち退きの強制執行は、ある日いきなり来るものではなく、何度も段階を踏んだ末の最後の手続きです。その間に、助けを求める選択肢は本当に無かったのか、と思ってしまいます。「殺すつもりはなかった」と言われても、包丁を向けた時点で言い訳にしか聞こえません。命が失われた現実は消えない。同時に、ここまで追い詰められる人を誰も止められなかった社会の側にも、重たい課題が突きつけられている気がします。
4、まず、「自暴自棄」に情状酌量をすることがあってはなりません。やぶれかぶれでまともな人間を害されたのでは社会が成立しませんし、こんな輩には重い罪を課すようにしないと、同じように「人を傷つけ殺めてもいい」と言う前例を作ってしまうことになります。そうなる前に家賃を払い借金を返済すべきなのに、それをやらずに執行者を刺すなんて行為がまかり通る世の中であってはなりません。
この国法律は犯罪者に対する制裁やその方法が緩すぎると思います。重い罰金支払いかそれに相応する体罰、その上で懲役とするのが早道でしょう。憲法も刑法も改めるべきだと思いますね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b87436609dc89b108f0b004e418bff6d4e92e070,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]