2023年7月28日、小泉防衛大臣は会見で、TBS日曜劇場「VIVANT」に登場する陸上自衛隊の秘密情報部隊「別班」について、「これまで存在せず、現在も存在していない」と明言した。同組織は一部報道で取り沙汰され、石破前総理も2023年に「あるともないとも言えない」と発言していた。小泉氏は情報収集能力の強化は政府全体の課題だと述べた。

ドラマの設定と現実を混同すべきではないが、国家の情報活動をめぐる説明が国民に不信や疑念を残してきた事実は重い。存在の有無だけを語って終わるのではなく、民主国家として何をどこまで公開し、誰が監督するのかを明確にする必要がある。問題の本質は、秘密組織の存在そのものではなく、安全保障を理由にした情報管理が、時に国民の理解や監視から離れてしまう制度的な危うさにある。改善には、①情報機関の活動範囲と監督体制の法整備、②国会など第三者による継続的な検証、③可能な範囲での定期的な情報公開と説明責任の強化が不可欠だ。
安全を守る力と、権力を制御する仕組みは対立するものではない。見えない力を信じろと言う政治より、説明できる力を築く政治こそが、本当の強さを持つ。国民の信頼は秘密の深さではなく、透明性と責任ある運用によってこそ育つ。
ネットからのコメント
1、防衛大臣としては、存在しないと答える以外に選択肢はないのでしょうね。仮に本当に特殊な情報機関や部隊があったとしても、公の場で認めることはまずないでしょうし、否定するのが仕事とも言えます。ただ、この発言でドラマの世界観が壊れるどころか、むしろ想像をかき立てられた人も多いのではないでしょうか。秘密組織というのは、存在を否定されるほど現実味を感じてしまうのが面白いところです。実際、各国には公開されていない情報機関や特殊任務を担う組織が存在します。日本も情報収集や安全保障の強化は進めていますが、その中身がすべて明かされることはありません。秘密であること自体が、別班という存在の魅力をさらに引き立てている気がしますね。
2、そりゃ「秘密情報部隊あります!」なんて政府が公式発表した瞬間、その時点でもう秘密じゃないからね。
もし「我が国には極秘の情報部隊が存在します!」なんて正式に認めたら、それこそ進次郎の首どころか、高市内閣そのものが吹っ飛びかねない話になる。さすがにそこまで進次郎もアホじゃないやろ。今回の発言は「国家が秘密情報部隊を持っていないと認めた」というより、「少なくとも政府が公開している組織体系の中には、“陸上自衛隊・別班”という名称の部隊は存在しません」という説明をした、くらいに受け取るのが自然。だって本物の秘密組織があったとして、「はい、あります! こちらが組織図です! 隊員名簿はこちら!」なんて出てくるわけがない。存在を認めた瞬間に秘密じゃなくなるし、否定されても「まあ秘密だしな」で終わる話だし。
3、石破前総理は「あるともないとも言えません」という前にあると言ってるんですが、その後前言を翻してあるともないとも言えませんと言ってるんですよね。おそらく防衛省から諫言されて言い方を変えたのでしょうけど、別班という名称ではなくても同種の組織はあるでしょう。むしろ諜報組織のない軍隊なんておよそ先進国の軍隊にはありませんから、名前は別としてありますよ。
4、というか誰だよ質問したのは。存在しても公の場で言う訳ないから只の失言狙いでしかない。馬鹿な政治家がポロっと失言することを目的とした物。しかも軍事的な国家機密に関わる所の情報を漏らさせるという国益を損なうもの。そう考えると石破の答えもなかなかに微妙すぎる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a03d33429093e7e278e75d0c846120f73f210ad6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]