2025年7月から2026年6月までの1年間、国産の主食用米の消費量が過去最低の683万トン(玄米ベース、速報値)となった。2024年夏の「令和の米騒動」で国産米価格が高騰し、安価な外国産米の民間輸入が増加した結果、国産米の需要が減少。農水省の需要予測も実際の消費量とずれ、当初697万~711万トン、後に691万~704万トンと見込んだが下回った。

今回の米需要低迷は、単なる消費者の選択変化ではなく、食料政策の信頼性が揺らいでいることを示している。前年には需要予測の失敗が米不足と価格高騰を招き、今回は逆に過大予測で現場とのズレを露呈した。数字の読み違いを繰り返す行政では、生産者も消費者も安心できない。問題の本質は、変化する市場を正確につかめない制度設計と、現場感覚を十分に反映できない政策運営にある。改善には、①販売・在庫・輸入量などのデータ収集を迅速化し予測精度を高めること、②価格高騰時に消費者負担を抑える支援策を整備すること、③国内農家が安定して生産を続けられる所得保障や流通改革を進めることが必要だ。
食料は国民生活の基盤であり、机上の計算だけで守れるものではない。失敗から学ばない政策は、米だけでなく国への信頼まで失わせる。
ネットからのコメント
1、農水省は現在も需要見込みを基に生産量を調整する考え方を続けているが、その予測が当たった試しがない。需要を正確に読み切ることは極めて難しく、生産調整を繰り返すよりも、一定の最低所得を国が保障する仕組みを整えるほうが、農家は安心して生産に取り組めるのではないだろうか。実際、EU諸国などでは直接支払制度が主流になっている。収穫量や価格の変動に左右されにくい環境が整えば、経営の見通しも立てやすくなり、若者の新規就農を後押しする効果も期待できる。食料安全保障が重視される時代だからこそ、「生産を抑える政策」ではなく、「安心して生産できる政策」へ発想を転換する必要があるのではないだろうか。
2、短期間で米価格が倍以上になり、米がないといいつつ価格をつり上げ、倉庫に在庫が山積み…令和の米騒動は人災です。この実態を農水省は調査して国民に報告してほしいです。
今回の件で、卸は莫大な利益を上げたかもしれませんが、長期的にみると莫大な損失であることに気づいてほしいです。価格は市場が決めるもので、操作するとなんらかの歪みが生じるものです。国民の米離れや、外国産の米の需要増は相当に深刻ですよ
3、農家のみ救済処置するか、JAや問屋が農家を助ければよいと思う。需要が減ったのは、コメの出し渋りによる価格高騰が原因、したがってこれに税金が使用されたり備蓄米の量を増やす必要も感じない。自業自得である但し農家は価格高騰原因ではないと思っておるのでここに関しては保護すべきだと思う。身に染みてわかってほしいが出し渋りの価格高騰は必ず跳ね返ってくる。現在は他国のお米も品質がよくなっており、お米自体を食べる人が少なくなっている。よって出し渋り等をするとお米自体を食べない人を増やし長期的にみると損をする。
4、価格が高すぎたんだよ。需要に応じた生産って価格に応じた需要になるから価格が決まらないと需要量もわからない。余りに高すぎて輸入量が95%アップしたし、家庭でもパン、パスタ、うどんなどで代用した分コメの需要量が減ることは容易に推測できたはず。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/696e1007b072335257216cf936aa5ab5261b6397,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]