2020年9月、福島県会津若松市の猪苗代湖で、佐藤剛被告(49)が操縦するモーターボートが、マリンスポーツの順番待ちで湖面にいた3人に衝突した。小学3年の豊田瑛大さん(当時8歳)が死亡し、母親ら2人が重傷を負った。一審は前方確認義務違反として禁錮2年の実刑判決を出したが、二審は過失を認めず逆転無罪。最高裁は9月18日に弁論を開き、判決見直しの可能性がある。

一人の命が失われ、二人が重傷を負った重大事故でありながら、裁判で過失認定が揺れる状況は、被害者側に大きな不安を残す。水上活動の安全管理が個人の注意だけに委ねられている現状には問題がある。遊泳禁止区域だったとしても、湖面を利用する事業者や操縦者には予測可能な危険を減らす責任がある。問題の本質は、危険が起きてから責任を問う仕組みだけでなく、事故を防ぐ制度設計が十分でないことだ。
対策として、①水上レジャー区域の明確な区分と監視体制の強化、②操縦者への安全教育と危険予測訓練の義務化、③利用者同士の位置情報共有や救助手順の整備を進めるべきだ。命の重さを考えれば、「禁止区域だったから仕方ない」という考えで安全を後回しにしてはならない。便利さや自由より、人命を最優先する社会こそが成熟した社会である。それが社会の責任だ。
ネットからのコメント
1、この裁判は覚えてます容疑者が全く反省もせずに、『船だったし、物的証拠がないだろ。例えば、どこかの部品が取れてたとか証拠があるなら俺は認める』と、被害者感情を逆なでして派手なセレブ生活を発信し続けていた事に、憤りを感じましたましてや2審で大手の弁護士が付いて、無罪を勝ち取るなんて、被害者遺族の絶望は想像に難くありません最高裁で見直しが出たという事は、1審で出た実刑が支持される可能性もあり、注目したいと思います
2、二審の仙台高裁が「現場は遊泳禁止区域であり、湖面に人がいるのを想定することは困難だった」として逆転無罪とした判断には、当時から大きな疑問の声が上がっていました。
たとえ規則上は遊泳禁止であったとしても、実際に目の前の水面に人が浮いていた以上、操縦者として前方を確認し衝突を回避する義務が免責されるわけではないはずです。条件設定がどうこう以前に、命を奪った結果に対する責任が「想定困難」の一言で片付けられてしまうのであれば、水上での安全管理やルールが余りにも軽視されてしまうのではないでしょうか。最高裁でこの点がどう判断されるか注目です。
3、辺野古の高校生の事故(事件)も同様に、船舶による海上(湖上)の事故は捜査も判断も難しく難航するという。しかしこの猪苗代の件を見ても、海水浴場でのボートや水上バイクの乱暴な運転は本当に問題で、時々動画サイトにもUPされている。それを見ても無法地帯のようで人が巻き込まれてもおかしくない。こういった背景からも、もっと厳格なルールを定めて、運行できる域を制限するなりの法整備も必要だと思う。二審の無罪判決にはホント驚かされた。やっぱり裁判官ガチャってあるんだと。
4、この事件はよく覚えてるけど、被害者遺族に賠償とかしてるの?やった事も相当悪質だけど、犯人はなんの反省もなく贅沢三昧して普通に生活してるってなんかの記事で見たことがあるような?その記事見て、なんて悪い奴なんだろう、裁判所はこれを野放しにしてよいの?って思ってた。
被害賠償についても教えて欲しいですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/469f13cf9b0c1992ba710ca0a2cd8b53f36cc6a8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]