岐阜市は、GIGAスクール構想第2期において、長年使われてきたWindows端末からMacBook Airへの校務用パソコンの切り替えを決定した。この決定の背景には、「授業のOS改革」を目指し、個別対応と協働学習を融合させる新しい教育方針がある。MacBook Airは、軽量でバッテリーの持ちが良く、iPadとの親和性が高いため、教育現場での効率的なデータ共有と授業支援ツール活用が期待されている。
導入は2025年9月から本格的に始まり、教員1人1台、全1,849台が配布される予定。岐阜市は、ICT活用の先進性を発揮しつつ、教育効果の向上と働き方改革にも注力している。
岐阜市の新しい取り組みは、教育現場での改革を進めるために意義深い一歩だ。特に、教員が負担なく仕事をこなせる環境を作ることが重要だが、現場における不安は無視できない。しかし、このような大規模な技術刷新は、教育の質を向上させる可能性を秘めており、進化を恐れずに挑戦することこそが必要だ。MacBook Airが教育現場でどれほど活用されるか、まだ確実性はないが、デジタル教育の利点を最大化するための最適な選択であったと言えるだろう。前向きな変革を恐れず、柔軟に対応していく姿勢こそが、今後の教育改革において重要となる。
ネットからのコメント
1、うちの自治体は、パソコンはWindows、タブレットはipadです。デバイスが揃うほうがいろいろとやりやすいとは思いますね。気になるのは、校内外でパソコンを持ち歩くリスク、職員室だけならデスクトップ型の方が画面大きくて見やすいのではということ。慣れてしまえば同じだろうとは思いますが、USBが使えない現在でのAirdropはありがたいですね。
2、世界の主流がWindowsかMacなので、将来を見据えてそういうものに触れていく重要性はあると思うので仕方ないですが、日本の教育現場で使うOSを日本企業が作れていない事への危機感も少しあります。ここで学びを得た児童たちが、日本のデジタル産業を盛り上げて、いつか国産OS、日本メーカー製造のデバイスで、国内需用を満たせるようになってほしいですね。
3、記事とはやや話が違うんですが、とある政令指定都市の小学校のGIGAスクールに仕事で絡んだことがあります。その自治体ではiPadが生徒に配布されているのですが、破損する確率がものすごいことになっていました。毎日のように画面が割れたiPadが回収されてきており、月間で100台を超えるiPadが修理に回っていました。
何でこんなことになるのか先生に聞いてみたら、ランドセルに入れていてもその上に座る、ランドセルごと投げる、iPadが重いため手を滑らせて落とすなど、まあ確かに小学生ならやりそうだな、と思う理由でした。自治体のGIGAスクールにおける生徒向けの端末選定については、学年によってはこういう破損が多発することも考慮して強固な端末を選ばないと修理に多額の税金が使われることになると痛感しました。
4、初期の試験導入をして、Surface ProとMacBook Airで総合的に比較して後者が良いと判断されている。Windows前提ではないから選ばれたのだ。GIGAスクールではChromebookがシェア60%近く、iPadが32%近く、Windows PCが10%未満とのこと。学校現場も校務も変わらずを得ないし、OS固定のソフトやサービスへの依存を止める方向は正しい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/99d51a26a28b0dc641f0cae641c7feeecdc30f7a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]