北海道の知床半島の羅臼岳で、14日午前にヒグマに襲われ行方不明となっていた東京の曽田圭亮さん(26)の遺体が発見されました。当時、曽田さんは友人と登山中で、突如叫び声を上げたため駆け寄った友人が襲撃を目撃しました。曽田さんは茂みに引きずり込まれ、両足の太もも付近から出血していたといいます。翌15日朝、警察と猟友会が捜索し、数十メートル離れた場所で財布や催涙スプレー、血の付いたシャツなどが見つかりました。
現場付近には親子のクマ3頭が見つかり駆除され、警察は襲撃したクマであるか調査中です。ヒグマによる被害が頻発しており、地域の安全が懸念されています。
悲劇的な事件に対する心からの哀悼を表します。それは曽田さんとそのご家族、ご友人にとって計り知れない悲しみであり、突然の恐ろしい出来事に誰しもが無力感を抱くことでしょう。自然の中での事故は予測不能であることから、これ以上の自責の念は抱く必要はありません。私自身も自然の中で不意の危険に遭遇した経験がありますが、その時に感じた恐怖と無力感は容易に忘れられるものではありません。曽田さんの勇気ある抵抗と友人の迅速な行動は称賛されるべきです。現在は、彼の思い出を胸に、自然との安全な向き合い方を模索することが、私たちにできる最善の選択肢でしょう。
ネットからのコメント
1、動物の世界は食物連鎖によって上手く自然界のバランスが取れているが、熊を狩る猟師が減った事で熊の天敵がいなくなり、熊を殺すなとハードクレームをつける人達がいる事で行政機関も殺処分を躊躇い、結果として熊が減らず毎年2~3頭の子供が生まれる事で鼠算式に頭数が増えていく事になる。その結果、縄張り意識の強い熊は頭数が増えた事で縄張りを求めて山奥から人里に縄張りを広げた事や熊にとって人間が怖い存在でなくなった事も殺傷事件が増えた原因だと思う。今回の件は自然保護地域である事から対策に関しては色々な意見が有ると思うが、住宅地などで熊被害が出ている地域に関しては生息頭数を現在の半数程度にする様に今後も継続して駆除活動を続けるべきで、政府も国民が被害に遭っている状況を放置するのではなく駆除する為の予算や人材育成の予算を支援すべきです。
2、熊も虎もライオンも肉食動物です。動物園では柵なしで虎やライオンに見学出来ないのと同じ様に熊の生息地には近づかない事が身を守る条件。催涙スプレーは護身用にはならない。人間も熊も互いのルールを決めて人里には駆除対象、熊の生息地には近づかない様にするべきです。
3、悲惨な羆被害事件となった、数日前から登山道付近の羆出没情報があったのに、入山規制等もしなかったのが悔やまれる。これまで人身事件もなく、「道東の羆はおとなしいから安心」といった油断があったのではないか?、熊も個体によって違うのかもしれないが相手は野生動物、もっと警戒をすべきだったと思う。これまで山に入る際は、鈴やラジオ等使えばクマは人間を避けると報じられてきたがこれが今通用するのか疑問、羆に聞くわけにはいかないが、人慣れしてかえって熊を引き付ける元かも?。甘い対応では更にクマ被害は起こる、現実に即した抜本的な安全対策を検討すべきと痛感する。
4、車でやってきた観光客から食べ物をもらったりすることが習慣化した、まったく人間を恐れないヒグマだったのかもしれないな。もしそうならば、登山道で出くわしても、なんら不思議ではないし、逆に、登山道に来るだろう。野生のありのままの姿を残す貴重性から、「世界遺産に認定」された場所ではあるが、その価値を下げず、認定取り消しを避けたいのであれば、そして、野生動物の生息領域としての「国立公園」を続けるのであれば、野生動物の居住域である国立公園の管理の在り方を、改変しなければ、被害や問題は絶えることはないどころか、悪化の一途だ。
アメリカの国立公園でクマに餌を与える行為は、法律で禁止され、違反すると罰金、場合によっては逮捕される。また、国立公園に入る人間の数や、入っても良い場所や時間帯を規制したり、禁止したり、有料化しクマが人間に慣れたせいで人間をターゲットにしない対策などされている。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c125f6b1c588948f40b612df5db0d4befe3c8812,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]