アメリカとロシアの首脳会談は、ウクライナ侵攻後初めて15日に行われ、場所はアメリカ軍基地でした。プーチン氏は到着後、大統領専用車にトランプ氏と共に乗り込み、異例の厚遇を受けました。会談は当初1対1の予定だったものが、外相などを交えた3対3に変更され、約3時間に渡り行われました。プーチン氏は冒頭の発言で「対話は建設的」と述べつつ、ウクライナ侵攻の理由について従来の主張を繰り返しました。
結果として、停戦合意には至らず、今後の状況はさらに不透明なものとなりました。
この会談は、国際社会における外交政策の不協和音を改めて示すものでした。まず、アメリカが侵略戦争を進めるロシアの指導者を厚遇する姿勢には疑問が残ります。プーチン氏が一方的にペースを握り、停戦という期待された成果が得られなかったことは、外交の無力さを露呈しています。問題の本質は、攻撃者であるロシアに外交的な躍進を許し、ウクライナの苦境に寄り添えない国際的な構造にあります。解決策として、まず国際社会の統一された圧力で侵攻の停止を促す機構の再構築が必要です。次に、会談の透明性を高め、利益と情の均衡を確保することが重要です。さらに、国際援助の枠組みを強化し、侵攻を受ける国への支援を拡充するべきです。この異常な外交劇は、価値観の対立を浮き彫りにし、私たちの平和への追求は外交の表面だけではなく、根本的な変革に根ざすべきであることを強く示しています。
ネットからのコメント
1、ニューヨークタイムズによると、「モスクワは、ウクライナが領土の大部分をロシアに割譲し、武装解除し、NATOへの加盟を誓約せず、政府を変えることを要求している。プーチンは、自身とトランプ氏の間の合意について間接的に言及し、キエフとヨーロッパの首都がそれを建設的に受け止め、邪魔をしないことを期待すると付け加えた。ロシアは、トランプ氏がホワイトハウスにいたら、2022年にウクライナに侵攻しなかっただろうというトランプ氏のしばしば述べてきた主張を支持し、米大統領に大きな広報効果をもたらした。トランプ氏は、交渉の立場を曖昧にしており、ウクライナへの継続的な支援や、戦争を長引かせていることに対するロシアへの経済的制裁について迷っている。」完全にプーチンの意のままにタリフマンが動いている。タリフマンにとって、2016年大統領選挙疑惑で就任できた大恩人のプーチンには、頭が上がらないようだ。
2、トランプの二転三転する姿勢、最近のトランプから今日の会談を見ていると、プーチン以下ロシアに弄ばれてる感があります。
今までの大統領は、米の権威があるので、方針を崩さないスタンスが目立っていたのですが、トランプは発言や行動を度々変えるので、確固たる意志と言うものを持ちあわせてないのかも。良く言えばケースバイケース悪く言えば行き当たりばったりこんなので血を流す人間の運命が委ねられると言うのも不安でしょうね。
3、結局アメリカはロシアから何も引き出せずウクライナにボールを丸投げしただけじゃないか。トランプ氏が懇願してやまないノーベル平和賞はまず無理だろうし、本来プーチンはICCが戦争犯罪人として指名手配しているわけでアメリカが制裁を加えるなど圧力を加えられないなら何もすべきではない。
4、トランプ氏は自分がプーチン氏をコントロールしていると考えいるかもしれないが、完全にプーチン氏にいいように使われている。トランプ氏とプーチン氏の中途半端な関係が、ロシアとウクライナとの本音での話し合いを阻害している。その結果が、今も続く戦争の泥沼化だと思う。トランプ氏がいなければ停戦が進まないという人達もいるが、そうは思わない。アメリカの指導者がまともな考え方を持っていて、少なくとも当初からブレることが無ければ、欧州との協調での停戦交渉もやりやすかったと思うし、もし停戦には至らなくても少なくともある程度の方向性が見い出せていたのではないかと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fa66ff0043d31537e6caef15cc2a08e43f353dbf,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]