内閣府などが進める大型プロジェクトで、2026年2月までに日本最東端・南鳥島沖約6000メートルの海底から回収した約50トンの泥を分析した結果、イットリウム、ネオジム、ジスプロシウム、ガドリニウムなどのレアアースを確認した。イットリウムは全体の3割、ネオジムは約2割を占めた。中国依存の低減を目的に、2027年2月には本格回収試験、2028年3月までに産業化の採算性を評価する予定。

日本の資源安全保障に関わる重要な成果だが、「見つかった」という発表だけで国民に期待感だけを与える段階からは、もう一歩踏み込む必要がある。特にレアアース濃度や回収コストを公表しない姿勢は、事業の実現性を判断する上で大きな不透明さを残している。資源確保を掲げながら、情報公開が不十分なまま巨額の公費を投入すれば、過去の大型開発事業と同じ失敗を繰り返しかねない。
本質的な課題は「資源があるか」ではなく、「安定供給できる仕組みを作れるか」である。今後は、①濃度や費用を含む透明な情報公開、②民間企業との連携による効率的な採掘技術開発、③環境影響を継続監視する独立した評価制度の整備が不可欠だ。資源競争の時代に必要なのは夢物語ではなく、責任ある実行力である。国益を守るという言葉が本物なら、国民に示すべきは期待ではなく、根拠と結果だ。


ネットからのコメント
1、深海から採取するのは、地上から採掘するよりコストがかかるので、採算が取れないと言う人がいる。しかし、地上から採掘するレアアースには、放射性物質が含まれるので精錬する際に環境負荷が高いのに対し、深海から採取するレアアースには放射性物質が含まれないので、精錬しやすく、コストも低い。
トータルコストでは、採算が取れる可能性が高い。
2、環境を犠牲にして安価にしている中国のレア・アース。どちらが高いかはブラックボックス。海底からの採取は、最初は当然高いが、事業を進めれば、とことんコストダウンに突き進むかのが日本の技術力。頑張ってほしい。
3、コストは大事だけれど、6,000メートルの深海から揚泥するプロジェクトにワクワクします。無人潜水艇を使うのでしょうか、エアリフトでしょうか。有人の中継ステーションを設け、潜水輸送船を使うかもしれません。深海は宇宙と共に人類のフロンティアです。これを機としたブレイクスルーを期待します。
4、これはデカい!採算が取れる技術が確立されるかは次世代に託されるかもだけど、とにかく重要なことは、そこに存在すること、それをとれること。これが令和初期にできたならば、最低限で、最高の結果だ。資源がないことがネックで加工技術、製造技術で戦ってきた日本がついに資源国になお上げたことがホントにデカい!おめでとう!
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6bc347954aae8b61d231186f5a9ccbb9f0f49cb6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]