事件概要:
今回のニュースでは、B'zの東京ドーム公演において、観客から迷惑行為と指摘された「後ろで低い声で歌い続ける観客」に関する議論が取り上げられました。報告者の観客の投稿がSNS上で拡散され、多くの共感を集めています。また、この現象を通じて、日本人のライブコンサートに対する価値観や楽しみ方が議論されるきっかけとなりました。
一部のアーティスト(山下達郎など)は冗談交じりに自身のライブでの歌唱に対して注意を促しており、日本では音楽の「鑑賞文化」が強く根付いているとの分析が展開されています。一方で、海外では観客がミュージシャンと一体となり歌う文化があり、こうした文化の差異がこの問題の背景にあると指摘されています。

コメント:
この問題は一場面の迷惑行為に留まらず、日本の音楽文化の根幹を映し出すものとして非常に興味深いです。観客によるコンサート中の歌唱は、個人の自由と楽しみである一方、他人の鑑賞体験を侵害する可能性も秘めています。日本の観客が音楽に向き合う際、静かに集中して聴き味わうことを重んじる文化は非常に貴重です。しかし、根本にあるのは文化の衝突ではなく「公共の場での振る舞い」。
個人の楽しみが共有の場でどのように影響を及ぼすかを慎重に考えなければならない環境にいます。
ここで注目されるべきは、音楽を静かに「鑑賞」する文化の価値。自らの楽しみを優先しすぎれば、一人の行動が他人の体験に不快感をもたらし、マナー違反の深刻な事例となるのです。改善への道筋としては以下の案が浮かびます。まず、チケット購入時に明示的なガイドラインとして「観客同士の配慮」を強調すること。次に、コンサート会場での注意喚起を、例えば事前アナウンスなどで徹底すること。そして、幅広く音楽文化の違いについて共有・教育することで、異なる価値観や行動基準への理解を促す。
音楽が国や文化によって異なる楽しみ方を持つからこそ、共存のために必要なのは配慮と思いやり。そして、真に豊かな音楽体験を求めるなら、個人の楽しさだけでなく集団としての快適さを育む姿勢が欠かせません。他人を心から尊重する場では、音楽そのものがより深く響くでしょう。
ネットからのコメント
1、日本人とか関係なく高いチケット代を払って好きなアーティストのライブを見に来てるのに近くの知らない人が大熱唱はただの騒音であなたの歌を聴きに来たんじゃない。
一番の解決法はアーティスト本人が歌ってと言わないかぎり歌わないでとアナウンスするしか無いと思います。演奏中は大きな音ですが周りの声って結構聞こえるんですよね。
2、私もよくライブに行きますが、基本は手拍子で盛り上がり、歌うにしても周りに迷惑にならない程度にしています。ただアーティストが客席にマイクを向けたときなどは少し大きく歌うかもしれませんが、周りは気にします。今回の件は、稲葉さんの歌が聞こえないくらいの熱唱だったみたいで、コンサートでアーティストの歌を聴きたいのに他の客の歌を聴きに来たんじゃない。そして、大声で歌った人に直接言っても変わらなかったというのには驚きました。周りに迷惑だと思えば少しは抑えると思いますが、お互いにライブを楽しめるように最低限のマナーは必要だと思います。
3、矢沢永吉さんのLIVEでは声出し規制があります。1970〜80年代の矢沢永吉さんのLIVEではケンカ騒動が何度もありました。ビデオ矢沢永吉ヒストリーの中で ♬She belongs to him ♬ の曲中で客席で殴り合いがあり、矢沢さん本人が演奏を止めて観客に語りかけているシーンの映像にあります。
当時から、ケンカの発端は他の観客の歌声や声援という場面がよくありました。矢沢さんのLIVEでは声出し以外にも飲酒しての入場、コールの強要の禁止等の規制があります。日本のロックのLIVEを誰もがが楽しめるようにしたいという矢沢さんのLIVE規制を他のアーティストも取り入れたらいいと思います。
4、ライブでは、音楽鑑賞で 音楽参加じゃないと思います!自分も サザンオールスターズのライブで 真後ろの男性が 大声で歌っていて さすがに3曲目で我慢できずに 「俺は、桑田さんの歌を聴きに来たんであって あなたの歌を聴きに来たんじゃない!」と言いました その男性も 「解りました」と言ってくれました!そしたら 回りの人達も 自分に 頭を下げてくれました 回りも迷惑がってたみたいでした。やはり 聴きたいって思うんじゃないですか!歌うなら カラオケに行けばいいと思う
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/41841021cfab316ddf3de18963b26ef7826ea280,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]