「良いこと悪いこと」の最終話「はじまり」は2023年10月20日に放送され、真犯人の正体やその狙いが明らかになったものの、物語全体ではいくつかの謎描写が片付けられずに幕を閉じた。例として、突然の松井によるパネルパンチの理由や、「スナック イマクニ」の萌歌姉の存在が事件に影響しない点、さらに後半に登場した剛力彩芽がただの主婦で終わった点などが挙げられる。
これらの描写が視聴者の期待を煽っておきながら結局物語に深い関係がないことが明らかになり、一部の視聴者の間では疑問の声が上がった。結果として、物語は堂々とした終了を迎えたものの、これらの伏線未回収が話題となっている。

このドラマについての反応は分かれるかもしれませんが、製作者側の意図を推察すれば、これらの「謎描写」は視聴者の想像力を掻き立て、物語の余白を楽しむ仕掛けだったのかもしれません。しかし、強く疑問が残る点について考えると、物語の構成や演出の不備を指摘せざるを得ません。特に、視聴者に誤った期待を持たせるような描写は、疑心や感情の投資を無駄にさせるリスクがあります。第一に、登場人物の行動や設定を深く掘り下げることで、視聴者に対して誠実なストーリーテリングを提供する必要があります。第二に、伏線を張る場合、その意図を物語の重要な部分へと昇華させるべきです。
最後に、ミステリー作品としてのコンセプトを守り、中途半端な描写を避けることが制作の一貫性を保つ鍵となります。このドラマはその完成度において、惜しい部分が見受けられます。作品の余韻を楽しませるという目的は達成されましたが、視聴者の期待と信頼に応えられない点が課題として残ります。
ネットからのコメント
1、最終回に関しては、それまでの考察重視のドラマから、イジメ問題に対する問題提起の社会派ドラマに大きく舵を切った感じで終わりましたね。最終回予告の「真犯人、だーれだ?」が、考察を大きく煽った感が強かったので賛否は出ると思いますが、細かいとこを突っつくのは野暮ということで、これはこれで有りだと思いました。
2、納得できない終わり方だった。いじめっ子だからって、人をあやめるのは許されないし、同じ事してて、いじめは悪いことって言えるのか?9話までエンタメとして楽しんだけど、最後はメッセージ性を強調したかったのか、よくわからないドラマになった。
3、まあ、こういう犯人当て考察系ドラマでそれを言い出すとキリがないよね。ターボーだって、そのアメリカ帰りという履歴や、言動、行動なんかが怪しく感じて色々と勘繰られていましたし、あの秋元康さんが絡んだ同じく日テレドラマの「あなたの番です」や「真犯人フラグ」なんか、あからさまに怪しそうな表情や行動を見せてミスリードさせようとしてましたからね。
それらに比べれば、とても良く出来た最後まで興味の惹く脚本だったと思いますね。ただ、トヨやユッキーは確かに途中から捜査に加わってなんかありそうだったのに、ホントに只の良いクラスメートで終って肩透かしだったけれども…。でも、私は彼らがキングたちのイジメに一切気付いてなかったとの発言で、これは重要な役どころでは無いなと思いましたね。あとは、良い担任と評判が良いと自分で言っていた森先生。花音のイジメに気付いたり、対処してなかったの?とは思いましたね。
4、伏線回収が全くできてない最終回だったなぁ。10.5話がHuluであるみたいだけど、そこで回収されるのかな? 結構楽しみに観ていて期待していただけに残念だった。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0ebc9dfb13eb547f3d2b2471955c7d1b79d07413,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]