事件概要：
高速バス業界で問題視されている「相席ブロック」行為に対し、京王電鉄バスが新たなサービスとして「2席ひとりじめシート」を提供している。これは、東京・仙台間の路線にて4列シート車両を活用し、一人で2席をゆったり使用できるプランだ。今年10月16日より販売開始され、夜行便では特典として専用アメニティが付属している。

同社は「快適な座席サービスの向上」を目的とし、相席ブロック問題解決の意図ではないとしている。初月の利用実績やメディア露出も好調で、今後他路線への展開を検討している。

コメント：
高速バスにおける相席ブロック問題は、公共交通の公平性を問う重要な課題だ。「2席ひとりじめシート」の導入は快適性向上を謳いながらも、事実上特定利用者に座席を独占させる形となる。この施策は一部の需要を満たす一方、バスという公共性を持つ空間の運用において偏りを生む危険性があると言える。注目すべきは、多客期において座席不足が生じる可能性だ。制度的欠陥が拡大しないよう、以下の改善策が求められる。第一に利用状況の透明化を図り、特定利用者優遇が過剰どならない仕組み作り。

第二に料金設定の見直しを行い、一般利用者に実質的負担増が生じない体系構築。第三に、座席サービスの拡張と普及バランスを調整しながら、誰もが公平に利用できる形を目指すべきだ。公共交通は、効率性だけでなく公平性の観点からも再考されるべきである。実効性ある改革がなされない限り、便利だけを追求したサービスの影響力は疑問を残す結果となるだろう。

ネットからのコメント

1、良い案だと思います。ただ、簡単にキャンセルできるのが原因なので、そこを解決しない限りは、何も解決しないと思います。ひとり締めシートを購入できる余裕のある人いいですけど、そうでない人は従来どおり。やはり、ホテルや飛行機並みに簡単にキャンセルできないようにすべきだと思います。

2、相席ブロック対策をするのなら、３日前までは30%のキャンセル料にして、前日までは50%で、当日のキャンセル料を料金の100%にしないと効果が無いと思います。あとは、明らかに相席ブロックをした事が判る乗客には、正規料金の3倍位の追加料金を払わせる事くらいさせないと、無くならないと思います。

3、相席ブロックはそもそもあったリスク。表面化して良かったと思うが対応が甘い。せめて1日前から100%徴収するべきだと思う。逆に高速バス等長距離は全席指定にして一部二席プランにすれば途中のバス停でも乗れないという事もなくなる。自由席なので途中から乗った時の相席は両者とも気まずい。

4、経済優先の日本なのでそもそもシートが小さいい。前後も横も間隔が狭い。そりゃ　みんな独りで乗りたいって思う。新幹線（自由席）の3席側なんて　綺麗に真ん中が空くし　指定席の2席側は通路側が見事に空いている。独りで乗って　ゆとりがあるように運行会社も考えて欲しいまぁ貧乏高速バスの相席ブロックは　同一予約者の場合のキャンセル料を20日前から100%にすれば防げそうだけどね。