埼玉県の公立特別支援学校教員・渡辺慶さん(40)は、2025年に生徒200人超の大規模校で担任業務を担当。人員不足で月80時間超の残業や休日出勤が続き、7月にうつ病で休職。復帰後も環境改善されず、12月に再休職した。2026年6月、県の安全配慮義務違反を訴え、さいたま地裁に提訴した。

障害のある子どもたちを支えるはずの教育現場で、教員の心身を削ることで成り立つ運営が続いているなら、それは個人の努力不足ではなく組織の重大な欠陥である。特別支援教育は一人一人に合わせた専門的支援が求められる分野なのに、人手不足を放置し、経験や適性に疑問のある配置を続け、声を上げた教員を孤立させる状況は到底許されない。問題の本質は、現場の善意に依存し続ける制度設計と、問題を表面化させない管理体質にある。改善には、①特別支援教育の専門性を持つ教員の計画的な増員、②非正規依存を減らす安定した人員配置、③管理職による相談体制と第三者による監査制度の強化が必要だ。
子どもの未来を守る場所で、大人が壊れる仕組みを放置してはいけない。教育とは数字合わせではなく、人を守る責任を果たすことから始まる。





ネットからのコメント
1、特別支援学校に勤務しています。もう40年近くこの仕事をしています。教員の人数が足りていないことはここ数年常態化しています。そしてこの先生のように心ある先生が少ないことも事実です。私は自分のやり方が正しいとは言いませんが、少なくとも担任する子どもへは真摯に取り組んでいるつもりです。しかし今の学校の状態はやはり異常だと思います。本来子どもたちのことを教員で話すためのツールであるはずの個別の支援計画、個別の指導計画の文書作成が重要視され、そのことにかなりの時間を取られること、日々つつがなく子どもたちが過ごせることだけを至上命題に、少しでも危険のあることは禁止していく状態です。近い将来この教育は崩壊すると思います。
2、特別支援学校に約20年勤め、今年から小学校の特別支援学級を担任している者です。特別支援学校の専門性は危機的な状況です。採用試験は誰でも通れるレベルで児童生徒、保護者とコミュニケーションを取れない教員が増えてきました。私が採用された頃にいた芯のある教員がどんどん退職し、管理職が組織を束ねることができなくなりました(そもそも学校の規模がデカすぎです)。
小学校に来て思うのが、実態把握よりも当該学年の学習や授業規律にはめていこうとする風潮が強いです。これは専門性の低さを表すと思います。どっちにしろ特別支援教育にいい未来はないなと思いながら、自分は自分で精一杯するしかないなと思っています。
3、特別支援学校のことはよく分からないのですが、一般の公立小中学校においても教員が多忙過ぎて、子どもや教員自身の精神状態に良くない傾向は以前から存在します。教員が授業を担当するのは当たり前ですが、授業以外の職務が多過ぎて超過密長時間労働になっています。しかも子どもや保護者対応に神経をすり減らす毎日なので、誰でも精神疾患になる可能性はあります。そもそも日本の学校は授業以外の仕事も全て校務分掌で教員がしていること自体がおかしい。一般の公務員を学校に配置して授業以外の一切合切の仕事を任せるべきです。
4、よく公言する気になりましたね。ただ埼玉に限らず今の日本は正しい事を言っても多勢に無勢よってたかって攻撃されますから注意して下さいね。今まで仲間だと思ってた人や支えてくれると思った人でも平気で裏切ってきますからね。
人数大勢集めた方が勝ちですよ。実名で明かしたんですから皆さん応援しましょうよ。これって真実ですから。ひと頃は今でもそうかも知れませんが『力』のある先生は高学年や三年生固定でしたからね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1f92ff5d6397350601273a932be426bb49eac930,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]