元大洋ホエールズの林健造さん(82)は、11年のプロ野球生活で152安打、23本塁打と「レギュラー一歩手前」の選手だったが、伝説的左腕として知られる江夏豊さん(77)との対戦で際立った活躍を見せました。林さんは、江夏さんから逆転本塁打や決勝打など重要な場面で計3本の本塁打を放っています。
林さんは引退後、故郷京都でタクシー運転手として働きつつ、タクシー運転手の野球チームの監督を務めるなど、今なお野球に情熱を注いでいます。江夏さんも「最も苦手だった打者」として林さんを挙げており、互いの対戦がプロ野球史にも刻まれる特別な関係性を築いています。

スポーツの世界には、記録に残らずとも記憶に刻まれる瞬間があります。林健造さんの物語は、まさにそんな「記憶される英雄」の物語です。大記録を誇る江夏豊さんをして「天敵」と言わしめた林さんの存在は、プロ野球が単なる数字や結果だけの世界ではないことを教えてくれます。その背景には、戦後の厳しい時代にサクラの木で作ったバットから始まった夢、甲子園での悔しい敗北、そしてプロでの苦難と歓喜のドラマがあります。

林さんが今なおタクシー運転手として働きながら、野球チームの監督として後輩に野球の喜びを伝え続けている姿には、深い敬意を感じざるを得ません。江夏さんとの激闘の記憶は彼だけでなく、多くのファンの心にも刻まれています。過去を懐かしむだけでなく、今なお前を向いて生きる林さんの姿は、人生の豊かさや充実感を教えてくれるものです。




ネットからのコメント
1、『生涯現役』ふと、この言葉が浮かびました。 タクシー運転手を社会的に低く見るかたも居られますが、見方を変えれば個人タクシーは一人親方、社長です。しかもプロ野球選手として、プロドライバーとして現役。とても敬意を表さずには居られません。遠い過去に光り輝いた野球人、そして今、現在もプロとして生きて居られる林さん。私は林さんには遠く及びませんが、今後の人生に勇気を貰いました。どうか、お元気で!
2、一度あるスポーツ専門誌で江夏豊さんが最も苦手とした打者、として林さんの名前を挙げていたがここまで詳細な記事ではなかったので今回初めてその実像を知る事が出来て興味深かった。
王貞治さんと通算50打席以上の対戦実績がある投手で本塁打を打たれたことのない投手は3人、その1人は巨人がトレードで自陣に囲い込み(長嶋さんも苦手にしていた)、1人は外国人選手で数年で退団。あと1人がこの林さんと同時期に大洋ホエールズに所属していた平岡一郎さんという左腕投手だった。特に三原修監督はワンポイントで王貞治さん相手に重用していた。野村克也監督が阪神時代において遠山投手を対松井選手に重用したのと同様、名選手は意外にも無名の選手を苦手にする傾向がある。
3、この人のタクシーに乗りたい!何気なく、その辺にいる高齢の方を小馬鹿にするような人がいるようだけど、どんな方かは、誰も知らない。もしかしたらとんでもない歴史を持つ方かもしれないよなぁ。やっぱりどんな方に対してもリスペクトをもって接したいと思う
4、あの江夏豊さんのような大投手からこのように評価されるとは…すごいことですよね。首相経験者、とは言わないまでも、そこらの県知事経験者なんかよりは遥かに稀有なことだと思います。打撃の立ち姿が、何かオーラと言うか、足先から背中にかけて独特の妖気のような迫力があって、失礼ながら御年配とは言え何か「ヤバいな…打たれるな…」と予感させられる雰囲気があります。
私、投手経験がありますので年齢とかを超越したビビりの感情があります。流石にプロのカメラマンは「絵」を見逃してませんね、元旦の京都新聞で報道されるとは、やはり大物は違う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/244fb02b351b3bf994fe323b77cb9242f3f285f4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]