事件概要:
和歌山県在住の土屋光子さん(46)は、幼少期に髪を自ら抜く癖が定着し、やめられない「抜毛症」に悩んできました。思春期に症状が悪化し、成人後もウィッグに総額500万~600万円を費やすなど、日常生活で苦しみを抱えていました。2016年、土屋さんはスキンヘッドにしてブログで自身の疾患を公表。その後、悩みを共有する場が必要と感じ、2017年に「アルペシア スタイル プロジェクト ジャパン」というNPO法人を設立しました。この団体では、ヘアロスに悩む人々が安心して共有し合える場を提供しています。また土屋さんは医療ウィッグの助成対象拡充を行政に働きかけるなど、医療現場や社会の理解を深める活動にも取り組んでいます。

コメント:
人々が心の痛みや疾患を語ること自体がまだハードルとなっている日本社会において、土屋さんの告白と活動は大変勇気ある行動です。
しかし、このエピソードが示すように、精神疾患の十分な認知や治療環境の整備が遅れている現状には憤りを感じます。抜毛症は単なる「癖」ではなく、強迫性障害の一種であり、本人の意思だけで克服することが難しい疾患です。それを「気持ち悪い」と一蹴する医療従事者がいるという現実は衝撃的であり、教育の必要性を痛感します。

まず、精神疾患の正しい認識を専門家や医療現場全体で共有するための研修を義務化すべきです。次に、ヘアロスを抱える人々にも対応可能な治療機関を全国規模で拡充することが急務です。そして、医療ウィッグやサポート製品への金銭的助成制度も対象を広げるべきで、行政の積極的な関与が求められます。

土屋さんの活動は、社会の無理解と偏見に風穴を開けています。「髪がない」という事実ひとつで人間としての価値が否定されるような風潮は、早急に廃されるべきです。社会全体が多様性を受け入れ、苦しんでいる人々に寄り添える機会を増やすことが不可欠だと感じます。この問題を放置する社会は、それ自体が不健康と言えるでしょう。


ネットからのコメント
1、30歳を過ぎて初めて知った言葉です。自分が抜毛症だとは思わずまつ毛や陰毛、髪の毛を無意識で抜いていました。40歳間近ですが、頭頂部が薄くて前髪が作れません。今やっている対策が、髪の毛を抜くくらいなら陰毛を抜く、髪の毛を抜きたくなったらクシで髪をといたりカチューシャを生え際からスライドさせて着用を繰り返す、ことです。
友人の娘がまだ小学生なのにまつ毛を抜いてしまった話を聞いた時、涙が止まりませんでした。根本にある原因を解決するのが一番いいのかもしれませんけどね。
2、抜毛症や抗がん剤治療で髪の毛がなくなってしまった方のお役に立てればとヘアドネーションのために髪の毛伸ばしてます。1度前にも送った事がありその時はおへその上辺りで40cmいかないくらいにしかならなかったのがすごく残念だったので今回は50cm以上を納めたいと思って地道に伸ばし続けてます。ウィッグに使える基準の髪の毛がどのくらい健康じゃないとダメなのかはわからないけどいつか誰かのお役に立てればと思って毎日トリートメントして健やかな髪の毛を育ててるので待っててください!
3、自分も小学生の頃から、気がつくと髪の毛を引き抜いていた。毛量が多かったので何とかなっていたが、髪の毛を引き抜くのが自傷行為だとは思わず、当たり前のように引き抜き続けた。大人になっても、子供が生まれても続いていたが、その後色々あって、自分の内面の辛さや痛みと向き合い、少しずつ内面が整理されていく事で、自然と髪を引き抜く癖が消えていった。
抜毛症は、自傷行為の1つで、地味ながら強い依存性がある、という事を知って欲しい。美容師さんに、「髪を抜くと、毛根がダメージを受けて、段々生えなくなってしまうから、極力抜かないで・・・」と言われたが、本当にそうなのだと思う。
4、狭いクラスや学校の中では自分のことを普通じゃないみんなと違うと感じることがあっても広く世の中を知れば自分と同じ人はたくさんいるんだと気付くことができる。悩んだら視野を広げて、下を見ずに上を向いて。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/91c03523ad37e3ed8b8dec993227db331f08f638,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]